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オーバートレーニング症候群になって気づいたこと②オーバートレーニング症候群から回復するために今やってること

こんにちは。
オーバートレーニング症候群についてのnoteその2になる。

①が長すぎてどれだけの人が最後まで読んでくださったのかは全くわからないし、0でも全く不思議ではないけど、書いていこうと思う。


①のまとめのおさらい

私がオーバートレーニング症候群になってしまった経緯

これは完全に自分のnoteの①の続きですが改めて

4月 社会人1年目で入社
4〜5月 トラックでPB更新連発
6月 走り込むが息切れや眩暈や頭痛が目立つようになり、兵庫実業団はボロボロ。
7月 貧血発覚→夏合宿→コロナ感染→焦りから自宅療養解除後段階を踏むこともなくすぐに走り込みを再開
8月 貧血のまま走り込み→北海道マラソン大撃沈、ダメージも過去最大。ここから身体が一気に壊れ始める。
9月 自律神経失調症の診断。貧血は血液検査上は完治。走っても走っても貧血の時以上に走れなくなり、血液検査の結果と全く合わない体調に。
10月 再び走り込むも全く調子が上がらず、走力が日に日に落ちていき、こなせるポイント練習が減っていく。故障もしてないのに金沢マラソンは無念の棄権。
抑うつ症状も目立ち始める。
11月 相変わらず走力が落ち、練習のハーフのレースで例年より4分も遅いタイムを叩き出す。
鬱が急加速し、3週間ほぼ引きこもり
オーバートレーニング症候群と適応障害の診断
オーバートレーニング症候群になって気づいたこと①

要するに
身体の症状が先に出て、それを無視し続けて何ヶ月か後に精神症状も出てしまって走ることが完全に嫌になって気持ちが切れてしまい、何もできなくなった
という感じ。
現在オーバートレーニング症候群がわかってから3週間ぐらいだが、幸いこれらの取り組みのおかげで予想よりもかなり早く復活の道を歩み始められていると思う。


オーバートレーニング症候群から回復するために今やってること

①走りたくない気持ちに従い走らず休む

まぁよくネットにも書かれてることでしょうが、
オーバートレーニング症候群になってしまったらまずはとりあえず休む
休みたくない、て今までの私なら、身体の症状しかなかった私なら思ってました。
でも、精神的症状が出てしまったら、休みたくないランナーの典型例の私でも、休むのが全く苦痛じゃないし、むしろ休む以外どうしようもない感じ。
走ることはもちろん、他の日常生活のあらゆることも無気力でできなくなるから。
走るのがとことん嫌になり、全く走ることに楽しさや意義を感じなくなるから。
だって仕事みたいにお金がもらえるわけでもない
実業団選手なら別かもしれないけど、普段は会社でフルタイムで働く一市民ランナー。
走ることで生活をしていけるわけではない。
なのに嫌々でも走ることなんてしますか?しかも走っても強度を上げようと奮闘しても走力は落ちる一方。
努力が全く報われない、てこういうこと、ていう感じ。

ということで走りたくなる、というか
走ろうかなぁ…
て心が言うまでは絶対に走らない。 

ちなみに私は2週間ぐらいは仕事や資格の勉強の講座などといった生活に関わること以外は外に出れなかった。
これまだ短い方だと思う。

②他のスポーツや運動をやってみる

これが個人的には結構息抜きになってよかった。
ここではスポーツや運動って書いたけど、そうじゃなくてもゲームに打ち込む、勉強を始める、友達とひたすら遊ぶ…などなどでもよくて、
ランニングから離れて息抜きする
ことがとにかく大切。

私はランニング以外にも筋トレやロードバイクとボルダリングも割と好きでして。
身体が動く気になってからは24時間ジムでひたすらウェイトしたり、のんびりロードバイク乗ったり、ボルダリングジムに行ったりしてましたね。
これが先ほどの章と重複するが、完全に休んで2週間後ぐらいから

私の愛車

これが割と息抜きになって、何日が経ってから、
そろそろ走ろうかな、ていう気になれた割と大きな要因。
身体を動かしたらいざランニング再開するか、てなっても比較的すんなり身体が動いてくれる。
ただし、疲労を感じるまでやらないこと
楽しかったなぁ、ぐらいで終わらせる。疲労を感じたらオーバートレーニング症候群がいつまで経っても治らない。

とにかく陸上以外で充実できる何かをやるのがよい
ちなみに自分は学生時代の先輩の影響で最近ワンピースに今更ハマっており、仕事が終わったらベッドに寝転がってワンピースを読みまくってた。3ヶ月で104巻まで全部読んだ(なんの自慢w)。
で、もし一周回ってやっぱり走ることより楽しいことが見つからなかったら、試しに走ってみてもいいと思うし、それこそ走ることがやっぱり好きなんだ、ということを再確認できるいいきっかけになれるしオーバートレーニング症候群の克服につながると考えている。

③時計は現在の時間以外表示させずに走る

あの悪夢のハーフで完全に気持ちが切れてから3週間後、つまりたまに外に出だしてから1週間後、やっと少し短めに走ろうかな、と思い始めた。
さぁ走る気が少し戻ってきたぞ、
と思った途端、時計にペースや距離を表示させて走ってませんか?
私はおすすめしない。
距離、タイム、ペース、心拍、
これらを見たら無意識に昔を比較してしまって
あぁ…休んでしまったから全然走れなかった…
ネガティブな感情が浮かぶリスクが上がる
それじゃあ完全に本末転倒だし、また走るのが嫌になってしまう。

昔の人は距離とかペースとかいちいち計算しながら走っていただろうか。
ちょっと家からあそこまで走ってみよう、
信号までダッシュしてみよう、
そんな感じだと思う。
江戸時代の人がいちいち1km何分とか気にして、ましてやラップをとってたりしただろうか?
人間の本能に任せて、好きなペースでしんどいと思わないペースで、楽しく気楽に走ればいいのである。
だから本当は時計すらいらないんやけど、でも今何時かは気にしないといけないランナーは少なくないだろう(何時まで帰らないといけない、とか)から、それは表示させといていいんじゃないかな、と。

また、私はランニングスクールのコーチをすることもごくたまにあって、動き作りをずっと勉強して試行錯誤しながら走ってることが多かったので、自分の走り方を気にしてどこを意識して〜とかを考えながら走ってるんだけども、
オーバートレーニング症候群からのリハビリ中はお休みして、好きなように走っている

案外好きなように走ってる方が意識しすぎて走るよりも身体がスムーズに動いて、かえっていい走りになってたりする。
多少ぐちゃぐちゃなフォームであっても走るのが楽しければ身体は勝手に動いてくれる。
むしろ美しいフォームや効率よく走れるフォームを意識しすぎてしまうと、無意識に身体が強張ってしまって走れなくなることも少なくない。
コーチまでやることもあるくせにこんなことも言うのはどうかと思うが、実際それも事実ではあるのだ。

強度や時間は徐々に上げていく、
などは、ネットにもやたら書いてるしそれも正しいのだが、まずは自分の身体と心の声をしっかり聞いて、強度も時間も自分の好きなように設定すればいいと思う。
強度や時間が間違ってたら走ってて楽しくないから。


まとめ 自分の心と身体の欲望に任せて従う

以上オーバートレーニング症候群から回復するために今やってること、を書いた。
結局は
やりたいこと(走りたいか、他のことをしたいか、はたまた何もしたくないか)を好きなようにやる
仕事じゃないんだから。法を犯さない限り、人に迷惑をかけなければ、自分の好きなようにやればいい。
自己中心的になっていいのだ

それではまた。

紅葉ももう終わりですね

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