いと

久しぶりに文字を読めるようになって来た。動画は脳が溶ける。
湯葉日記を2019年末まで遡っていた。白く柔らかいさざ波みたいな文章。
文体がすき。作者の人にあったことも顔を見たこともないけれど、読んでいるととても近くに思う。アパートの隣に住んでいるけれど、部屋の匂いは全然違う、そういうイメージがわく。友達になりたいな。

ふと、おかゆみたいな文章をめっきり書かなくなったと気づく。
情緒的で、終助詞をたくさん使うようなもの。
ぶっきらぼうの冷静の「。」ではなくて、飾りつけの砂糖みたいなまるが散りばめられたような文章。
もう書けなくなっていたらどうしようって試し書きをする。紙の日記も久しく書いていない。代わりに手帳をつけるようにした。マス目に小さく書く、昔と大違いの雑記。

今朝は近所を歩いたのだけど、向こうから来た人が私の落し物を教えてくれてうれしかった。
近所には誰も知り合いがいない。知り合いたい。
来週、友達が越してくるのが一層楽しみに感じられる。
今日も空が青くて綺麗だった。

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