キテレツ高円寺セピア阿佐ヶ谷(12.27)

ミドリ「愛って悲しいね」で迎える年内最後の27日。

数日前日記、ひさびさ忘れないでおこうと思う。

課題やり残したまま友達と遊んだ
ボタン刺繍輸入品。赤ボタンに悩むもやめる。
オムライスハンバーグ。クリスマス装飾、キュート制服店員。
高円寺。
とがった服屋軋む階段ボロい屋根いいなネズミみたいな気分で
着こなしがわからない服ら、大森靖子のかつてのライブ会場。
インド雑貨店で筆箱とディナーベル。誰かの贈り物へ。
小杉湯往復交互湯、喉にたまる冷気がわかる、暑いも冷たいも気持ち良くなって文字が読めなくなるまで。

20円3分ドライヤーって安いね。
プレゼント交換、入浴剤はバスタブがないから使えないな、重みにとらわれて手にとったから。
梅りんごドリンク片手に駅への道、温かいのこぼしてベタベタ、コート濡れた。
駅まで見送り

歩く歩く道の復習、二回見ても濃い街味が濃いしゃぶり尽くせぬ底の知れない怖さ、
展示として街を楽しんでるから見切れないと不安になってしまうんだとわかる
作者の解説が多い絵画展みたい、情報量多くて、でも入ってけない入り込めない
どれも色は違えど濃さは似てて薄いコンビニとの濃淡しかないチェーン店がないから、チェーン店好きじゃないのに、なければないで外国みたいな気分。
初めて胸焼けのしそうな街だと思った嫌いじゃないが慣れるまでに時間がかかる
田舎町一番の面白い店がここに集合して逆に目立たない
どれも面白くて選びきれなくて結局飲み屋に入らず帰った

アトリエ行ったらうまく喋れない8時に帰る皆何もできなくてごめんねつらいうまく喋れなくて電車で泣いてさみしくて役職も役もないから
うれしさが遅延する口角

でも同期のズーム見てたら笑ってて3人でズームしてた表情が動くようになった私、よかったとりあえず自分感情がある、匂いを嗅げるかチェックするみたいに自分の感情を感じられるかチェックしてた
幸せだった

12/27
体調が悪くて、ぐったりしていた。昨晩用意していたお米を炊いたけれど水が足りなかった。固いくらいならべちゃべちゃご飯の方がマシ。

阿佐ヶ谷に芝居を観に行く。時計の音。照明、ラムネ瓶。絵の酒瓶の棚と対照的なラムネ瓶の入ったガラス棚。赤い照明。人形遣い。アングラ味のある歌。劇団夜鐘と錦鯉旗揚げ公演
『扁桃と虚天球―なけなしの革命児の帰依に寄す―』

阿佐ヶ谷は朝が夜だ。酔いと宵。

スターロードへ。前行ったバーに行きたかったけどおやすみだった。前は日曜やってたから不定休のよう。こないだ、気になる画人とここで出会って、また会えたらなと思ったのに。まあまた巡り合える。

阿佐ヶ谷スターロードは高円寺よりも統一感がある気がする。ノスタルジー?センチメンタル?昭和や大正とかを目指すかんじ。だから街全体がセピアだ。スターロードはなんだか好きだな。まだ3回目だけど1回目から気にいっている。

目当ての店が休みなら懐的に帰ろうかと思ったけど、前迷って行かなかった居酒屋?といい看板の喫茶店を見つける。その奥にもいい名前の店。

スマホで検索せずともえいっと入れる人間になりたい。それにはまずぽんと5桁のお札が入れる経済でなくては……ならないだろうか。

スマホで検索して、看板の気に入った喫茶店に入った。人の書いた手紙が読める店。
二階に案内されて、そうか、と思う。
カウンターがいいとは言えないものな。
二階はしかしいいところだった。

「きらきらひかる」を読んだ。途中まで。情緒不安の妻と同性愛者の夫の話。荒ぶる妻に自分が書いた短編を思い出すなど。

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