11.19
今日はあとひとつ足りない。こんなに目の前に11の1が並んでるのに、どれも9に足されてくれない。満たしてやらない。9は1が欠けていると、人に見られる。9自身もなんだか10にならないといけない気がしてきた、キリのいい2桁にならないと一人前じゃない気がしてきた。思い込み、刷り込み、落ち込み。
9は9の美しい孤高さ。
でも9自身もうそんな孤高さを誇れないのかもしれない、残りの1を強く欲する自分の惨めさを直視したなら。足りないって分かりながら安易に満たそうとしない満たせない孤独は時に頼りない。
昔、11月29日とは一人と一人が二人で孤独であるように見えた。でも39でも49でも何人いたって孤独なのはわかってるんだよ、ただ2人の時の孤独は目の前に1人だけだから強調される。
Fは周期表の17族元素。
ハロゲンは価電子が7個しかないからひとつの電子を欲してる。あと1つだって思うから欠乏感がひどい。
その結合で生まれるのが1価の陰イオンでもいいから安定したくて欲する。
陽イオンになりやすいのは、電子を引き付ける力が弱いから。
陰イオンになりやすいのは、電子を引き付ける力が強いから。
足りなすぎたり欠けてたらそのままで居られない。
谷川俊太郎が亡くなった。
万有引力とはひき合う孤独の力である、っていいよね。
それじゃあ斥力は?
斥力は退け合う孤独の力かな。孤高の力かな。孤立の力だったりして。
薄い氷の湖を割れないように歩いてみる。ヒビは入って塩水が氷上に流れ出している。
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