芽花

いなくなったことを通して、人と繋がりたくないし、そのことで久々の連絡なんかしたくない。という話を同期とした。
不在ではなく、存在していることで本当は出会うはず、繋がっていたはずの、縁。

昨日、スズランの文香というものを買った。一目惚れ、瞬時の判断、購入して電車に飛び乗る。夏になったら、贈りに行こう。

一年前に仲良くなった友達のnoteをあの子がフォローしてるのを見つけて、つながりが謎すぎたから、友達に聞いた。
「私noteやってたっけ。」
「え、だれだろ?覚えてない」

ってなって、奇妙な縁ってのは一方的な認識しかなかったみたい。まあフォロー返されてなかったからね。

顔を見たら思い出すかも、って写真を見せたけど、どこにでもいそう、っていう。

そんなことない。

そんなことないのに。

だってあの子はいろんなことが特別じゃん。
そんなの一目写真を見るだけでわかると思ってた。
私の視野がおかしくなってただけか?

あーでもそっか、あの子のこと、どこにでもいそうって、思って付き合う友達が必要だったのかな。
私はあの子のこと、あんまり特別で、大事すぎて、重たいから、軽くするための加減をミスって。

後悔すんなら、ずーーーっと重たいまんまでいればよかったな。たとえうざいと思われてもさ。あーあ。

正直であることと、距離感を間違えないことと、気を使うこと。いっつもバランスが難しい、素直さって綱渡り。

反抗期みたいな君を夢で見ました。
思ったことを?ためらいもなく口にして、
ああこれは本音だろうと思えたの。
今までの口調とは大違いなのに、容姿が一緒ってだけで同じ人だと思う。
そして、気を遣わずに喋る君のことをうれしく思った。私も正直になって、昔の深夜通話みたいに、互いの傷や腹を見せ合おうかなって。
私は君の言葉が好きなのだけど、でもそれは言葉だけを好きってことではない。
結局好きな言葉なんかしゃべらなくたってよかったんだね。
そんくらいには情がある。

今までのことを覚えているなら、大丈夫だって思って、素直になればよかった。「どうして?」ってあの時聞いてみればよかった。

今度会えたら、いろんな許しを乞おうと思っていたのに、また聞きそびれた。こちらは梅雨がきたそうです。傘を買わないといけないな。
元気かな、梅雨明けたら、夏だね、なんて。
まだ、クチナシの花を見つけられていません。

あなたはいつまでもおしゃべりでいてよ、ね。

つくることへ生かしてゆきます お花の写真をどうぞ