受託開発まとめ[エンジニア業態研究]

※当記事は調べた情報を自分用の備忘録としてまとめたもので、個人の見解は含みません。

顧客から依頼を受けてシステム開発をする業態。基本的に請負契約なのでエラーがないシステムを納品することに責任を負う。納品しない限り報酬支払い義務が生じない。

納品後に契約に反したシステム不具合が発見された場合は無償修理あるいは報酬の減額が求められる。顧客が直接指揮や命令をすることはできない。

新しい技術やフレームワークは開発遅延や不具合等のリスクになるので導入されることが少ない。また既存の技術資産を使い回せば再開発しなくて済むので費用が減らせるといった理由もある。

年間売上÷社員数÷2がその企業の給与の目安。それより低い場合は還元率が低い企業かもしれない。自分の案件をいくらで請け負っているか確認した時に隠し場合は注意。

募集要項が曖昧な書き方をしてる企業は携れる案件を選べない可能性がある。

良い点

・既存の技術資産を使い回すから参考元となるお手本が蓄積されている。他業態よりも難易度が低い案件が選びやすいため未経験エンジニアには適しているかも。
・請負契約なので納期に間に合い完成したシステムにエラーがなければ過程を問われない可能性が高い。そのため先輩からのフォローが付きやすい(社内で業務が回せていれば)。
・自社開発のように特定のプロダクトやサービスに関心がなくても開発や課題解決が好きなら楽しく働ける可能性が高い。
・様々なプロジェクトに携われるので幅広いスキルを身につけたりしやすく、社外の人とのやり取りをすることで人脈を築けるなど市場価値が上がる経験がしやすい。
・納期と向き合う業態のため、機能を削る等々のお客さんとの折衝をプロジェクトマネージャーであれば経験できる。

悪い点

・複数プロジェクトのリリースが重なったり、短納期案件に携ると残業が増えてワークライフバランス崩しやすい。
・下請け案件が多い会社だと単価が安くなり給与が低くなる可能性が高い。
・開発したシステムは自社資産ではないので、基本的に開発費以上の収益が得られない(契約によっては別)

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