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一体感が生まれた日~喜劇の舞台女優~

こんばんは! 松浦文子です。

今日は、絶対に残しておきたいことがあって記します。
お題のとおり、連帯感が生まれた日でした。

何故、そうなったか。
毎日レクリエーションをやっている中で、今日は、月に1回ボランティアの方々が来てくださって、指人形や歌、紙芝居、絵本を読んでくれる日でした。そう、他力本願の日とでも言えます・・・。

ですが、あれっ?その時間になってもなんかボランティアの方々が来ないな~
嫌な予感しかしない・・・・・・・・・・・・・。

頼んだ職員に確認してもらったら・・・。
『あーーーーーーー来週の水曜日に来てくれることになってる』
と・・・。

キャー、来ない来ない来ない!!!と心の中で叫びました。

今日のそれを楽しみに来ている利用者さんたちを前に、何故そんなことになったかなど言ってる場合ではない。

とにかくここは職員たちで何とかするしかないの一点のみ。

何をやるか!ある職員が
『紙芝居!紙芝居やろう!』

って、だれがやる?もうそれは施設長に白羽の矢が立ったけど、次の瞬間
施設長から
『むちゃぶりと言えば、松浦さん!』
と来たもんだ。
断る理由も、やらない理由もない!やる!
が、しかし、ひとりじゃなくて巻き込むぞ!と施設長に紙芝居を持たせて
紙芝居の内容は全く知らないけど、偉い役は施設長でその他全て自分が引き受けた。

ただ、紙芝居を読むだけでは面白くなさそうだったので、身体で、顔で全身で物語を読んで、施設長にも『はい!読んで!』って偉そうに指示して・・・。
施設長に偉そうとかふざけんな!と言われても仕方ないけど、ここは無礼講でお願いしますと心で思いながら発した『はい!読んで!』の言葉に、施設長も答えてくれて、恐らく人生で初めてであろう、はっちゃけ具合でやってくれた。

そして、それを見守る職員もゲラゲラ笑い、利用者さんたちの大きな笑い声と共に、その時間は終わった。

と思ったら、誰かが音楽をかけ初め、おどれおどれ!と
もうこうなったら踊るしかない!とひげダンスで登場し、踊りまくった。
カッコイイとかではなくて、でも全力で踊りみんなもタンバリンや鈴などならして盛り上げてくれた。

終わった瞬間、いいおばさんの歳だけど、もうお嫁には行けないなと思い、しかし、今が最高であればもういいと思えた時間でした。

そして、最近入ったばかりの新人さんも
『私、簡単な手品ならできます!でも盛り上がらなかったらどうしよう?』
と言われたので、
『大丈夫!それは絶対にない!絶対に盛り上げるから!』
と言ってやってくれたトランプの手品と紙の手品が凄かった!!!

職員一同、だれに責任を押し付ける事もなく、みんなでリカバリーできた事で連帯感、一体感が生まれ、そして、一番は利用者さんたちが満足した笑顔と笑い声が聴けて安堵し、とにかくとにかく良かったと思った日でした。

最後に、もう、お嫁に行けなくてもいいので
来世は、喜劇の舞台女優になっていることを祈ります。笑。





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