Realme Buds Air Pro

を買いました。安かったので。

これはなに

中国のスマートフォンメーカーRealmeが2021年に発売した完全ワイヤレスイヤホンです。
Amazonで8,609円のところプライム限定セールだとかで3,880円と安くなっていたので、サブスマホに接続して使用することを目的に購入しました。



ガジェットを紹介して金を稼ぐブログではないので詳細なスペックは省きますが、アラウンド1万円でノイキャンと外音取り込み機能を搭載している点でいわゆる「コスパTWS」と言える代物です。


ケースです。一般的な完全ワイヤレスイヤホンのケースのサイズです。ポケットやバッグに入れてもそれほど嵩張りません。ただ、指紋がむっちゃ付く。この辺りはハイエンドイヤホンに比べて素材をしょぼくしてコストカットでしょうか。


イヤホンです。実物を見ると想像以上に素材のチープさを感じます。スマホメーカーにありがちなAirPodsスタイルの形状ですが、本物との質感の違いは顕著です。つまるところ、個人的には所有欲を満足させるものではありません。


Galaxy Buds Proのケースのコンパクトさはとてもよい

装着感に関して、完全ワイヤレスイヤホンの装着感には個人差が大きく影響しているため、各人にとって良好かどうかを判断することは困難です。ただ、個人的には普通に悪くない。頭を振っても落ちる感じはありません。

音質について
普通です。普通に聴ければよい、という方はこの音質に不満はないと思われます。ボーカルがやや近く、ドンシャリ気味な気もしますがそれほど低音は強くはない感じ。ただ、音質に特化したイヤホンや2万円以上のハイエンドイヤホンと比べた場合、音の解像感、各音域の余裕さなどは明確に劣ります。この後にWF-1000XM4を聴くと空間の広がりの違いを感じました。Realme Buds Air Proはすべての音が平面的に聴こえます。

ノイズキャンセリング
そこそこ効きます。エアコンの音や道路のサーっという音が消えますが、高めの音になると貫通します。これはノイズキャンセリングの宿命ですが、キャンセルできる周波数帯がハイエンドと比べると劣る感じです。ただ、風切り音が割と気になります。風が強い屋外だと使い物にならない可能性があります。また、音楽を流していないといわゆるホワイトノイズが少しあるので、気になる人は気になるかもしれません。

外音取り込み
これは驚きました。個人的にはWF-1000XM4よりも自然な気がします。ノイキャンと同様に風切り音が目立ちますが、非常に自然で会話も可能です。ここだけはハイエンドイヤホンと勝負できるどころか上回っているかもしれません。外音取り込みはとても優秀です。

総評
元値一万円程度の全部入りTWSイヤホンとしては一般的なイヤホンの印象です。元がスマホメーカーなので、音楽を聴くというよりはマルチな用途で使うことを想定した普通のイヤホンです。外音取り込みは確かに優秀なのでそこに重きを置いているなら他のイヤホンと比べて有力な選択肢になりえますが、そうでないなら別に他のイヤホンでも正直問題ない。
しかし、これがセールで4000円を切る値段の場合、かなりお買い得な代物です。4000円に対してこの音質、ノイズキャンセリング、外音取り込みであればとてもコストパフォーマンスに優れた商品と言えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?