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【スペシャルインタビュー #2】気持ちを一つにして本社を作り上げた、今でも良きパートナーです_ディップ株式会社/藤川さん

“バイトル”、“はたらこねっと”のCMでおなじみ、ディップ株式会社さん。アルバイトや派遣社員の求人情報をメインに、様々なシーンで「働く」をプロデュースする同社は、毎年約400名ほどの新卒社員を迎えるにあたり、オフィスファシリティは目まぐるしく変化、国内拠点数は36を数える。その本社エントランスに施されているのは一度目にすればきっと忘れられない、過去使用していたOA機器を「化石標本のようにディスプレイした床仕上げ」がすごく印象的です。

そんな本社構築プロジェクトを含め、新年度スタートに合わせた拠点構築やその後のレイアウト変更など、サポートの内容は多岐にわたる。すべてのオフィスファシリティと総務業務全般を指揮統括する藤川さんに、本社構築時のウラ話やFaMilに期待することなどを伺った。

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ディップ株式会社 藤川 淳 さん
人事総務本部
コーポレートサービス戦略推進室 室長
https://www.dip-net.co.jp/

――ディップさんのオフィスといえば、エントランスに施された透明の足元がすごく印象的ですよね。

藤川さん:
ありがとうございます。前オフィスで使用してきたPCやマウスなどの廃棄予定のOA機器などを床仕上げに使って、“化石っぽく”足元に埋め込んでいます。時代とともに進化し、使われなくなったそれらの機器を常に目に触れる場所に置き、我々も進化して新たに創造していきたい、さらなる飛躍をしていきたい、という想いが込められています。

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――周囲の反応はいかがですか?

藤川さん:
とてもいいと思っています。「ディップってエントランスに化石PCなどのディスプレイがある会社だよね」というふうに記憶してもらえているようですし、「ガラケーあったね」「え、どこどこ」といった具合に、隠れミッキーを探すような感じで遊び心もあっていいよね、などと伺うときがあります。たまに“シムシティ―”と思われる方もいて、「どの辺の都市をイメージしているんですか」と聞かれるときもあります。もう5年を経過しているのですが、この床仕上げひとつで、いろいろと話題が広がるものだなと実感しています。

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――そんな本社オフィスの構築に携わらせていただき、光栄です!
御社とは2015年に実施された18拠点の新規構築と既存改修からですからもう8年ほどのお付き合いになります。翌年、藤川さんがご入社された年にも8拠点の新規構築と改修をお手伝いさせていただきました。どんな点でお役に立てていますでしょうか?

藤川さん:
「細かいことから大きなことまでなんでもやります」とよく言ってくださるので、デスクや椅子の購入といった日常のことから、規模の大きい新規拠点開設工事まで依頼できることはなるべくお願いしていますね。

采配、というのでしょうか、どこに何を依頼すべきか、といったことを熟知されていて、適切に依頼先を定めてくれています。且つ、我々がコスト意識が高いことも認識してくださっているので、先頭に立って価格交渉をしてくれます。とにかく同じ目線に立ってくださる、というのがすごく助かっています。

――そう言っていただけると嬉しいです。交渉ゴトは直接はやりづらいものがありますよね。

藤川さん:
本社は950坪ありまして、一般的にはB工事にかなりコストがかかるものなのですが、丁寧に価格交渉をしていただき、かなりのコストダウンが実現できました。おかげで、本当にやりたいC工事の部分にコストをかけることができました。

我々としては本社オフィスにはデザインも機能もこだわりたい想いが強かったので、そこに投資できたのは非常にありがたかったです。

――本来使いたいところに充てることができたのですね。

藤川さん:
はい。もう一つは、意思決定の場に同席いただいたことです。デザインや金額について、社長と取締役の判断や決定が必要な時に、その場にプロジェクトの皆さんにも同席いただき、我々のやりたいことや気持ちを一緒に伝えてもらいました。

「もう少し低コストでできないのか」といった言葉も飛び交う場で、外部の方の説明が入ることで説得力が増して相乗効果が出て良かったと思います。また、デザインコンセプトなどもしっかり想いを語ってくださり、私どもだけでは伝わらないことをフォローいただき、うまく合意形成にもっていけた、そこはとても印象深く残っています。

先に申し上げたとおり、我々目線で仕事をしていただける、ということが何よりも信頼感を生み、依頼しやすさにつながっています。

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――今までのプロジェクトで印象的なエピソードがあったら教えてください。

藤川さん:
やはり本社の構築プロジェクトですね。オフィスチェアの選定のため、候補のサンプルチェアを集めてもらい、その一つひとつ座り心地を一緒に確かめて評価して選定を行いました。プロジェクトのなかでは普通にやることかもしれないですが、事細かく調べてくれて、予定していたスケジュール通りにやってもらえたというのは心強かったです。

トラブルも思い出深いですよ(笑)。本社のプロジェクトを進める中でなかなか方向性が決まらず深夜まで作業した時もありました。そのときに、担当のお二人が心配して六本木のすしざんまいで待っててくれて、合流して夜明けまで飲んだ、なんて思い出もあります(笑)。

――一つひとつがいい思い出!貴重な関係かもしれませんね。

藤川さん:
「気持ちを一つにして本社を作り上げた」という関係だからこそ、お付き合いが継続するし、そこまでして作ったオフィスという想いがあるから5年経っても色あせない。社員も誇らしげに使っていますし、ドラマや取材の撮影に使われることも多くあります。

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――御社の体制も大きくなり、藤川さんのお立場も変わって、弊社も新メンバーが入っています。信頼関係はしっかり引き継がれていますでしょうか?

藤川さん:
全然問題ないです!(代表の)松丸さんとはいまだに月一くらいお会いしている感覚ですけどね(笑)。

先日完了した新宿のプロジェクトでも、一度プロジェクトが完了してからも残案件に取り組んでいただいて助かっています。我々の強いコスト意識も御社内でしっかり共有されています!

――早く深夜の六本木レベルになりたいです!

藤川さん:
そうですね(笑) まずはランチからですかね!

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―FaMilに今後どのようなことを期待されますか?

藤川さん:
定期的な情報発信があると嬉しいです。総務やファシリティを担当している部署は経営陣とも近い存在なので、常に情報をアップデートしたいものです。今ならアフターコロナに向けての出社傾向とか、オフィスは今後どうなるか、などトレンドに合わせた情報発信をいただけたうえで、さらに企業同士の交流ができるといいですね。貴グループ主催の「FM会」には積極的に参加させてもらっていますが、ここまで踏み込んだ交流ができる場はなかなかないと思います。

――ここ2年ほどで働く環境は大きく様変わりしました。いまお持ちの課題がありましたら教えてください。

藤川さん:
二つありまして、一つは現在ある36拠点で統一したファシリティ提供ができていないこと。2015年以降から貴グループと作ってきた拠点は機能もデザインも優れたオフィスになっていますが、それ以前の拠点がだいぶギャップがあるので平準化を図りたいです。

もう一つは、今後の働き方に合わせたファシリティの在り方についてです。オフィスがあまり使われなくなっている中で、どんな機能を持たせるべきなのか。出社したい営業職と、テレワークでもできるエンジニア職やスタッフ職。お互いがコミュニケーション良く、働きやすいオフィスをどう作っていくのか、が課題ですね。

――微力ながら今後もサポートさせていただければと思います!今日はありがとうございました!

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