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PHRについて〜健康診断データの活用〜

こんにちは!
札場(フダバ)と申します。
いつも記事を拝見いただきありがとうございます。

今回は、PHR(パーソナルヘルスレコード)を使用した健康診断データの活用について記載していきます。
PHRに関して、健康診断情報との関わりは大きいと考えています。

本記事ではPHRと健康診断の関係性や、健康診断データをどの様に活用できるのかをお伝えしていきます。
それではどうぞ!!


なぜPHRにて健康診断情報が重要か

今回は、健康診断情報の活用についてお伝えしていきます。
PHRにおいて健康診断情報が今後、重要になってくると予想できます。


上記理由ですが、厚生労働省が進めている「国民の健康づくりに向けたPHRの推進に関する検討会」にて、『PHRはまず「個人の日常生活習慣の改善等の健康的な行動の醸成」のための利用を想定して健診情報等を活用できるよう整備。』と定めております。


その為、PHRにおいてはまず健康診断情報の活用が優先事項になります。
以下に詳しい内容をお伝えしていきます。


PHR(パーソナルヘルスレコード)のおさらい

今回の本題に入る前に、PHRのおさらいをしていきます。

『PHR』は「Personal Health Record」を略したものであり、「個人の健康診断結果や服薬履歴等の健康等情報を、電子記録として、本人や家族が正確に把握するための仕組み」とされています。

引用:様々な個人の医療情報・健康情報が集まるPHRのイメージ (出所:テンクー)
https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/column/00012/072300010/


PHRをより詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめています。


PHRの利用目的

ここでPHRの利用目的を確認しておきましょう。
PHRの基本的な考え方として、

①個人の日常生活習慣の改善等の健康的な行動の醸成
②効果的・効率的な医療等の提供
③公衆衛生施策や保健事業の実効性向上、災害等の緊急時の利用
④保健医療分野の研究

引用:国民・患者視点に立ったPHRの検討における留意事項
(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000593185.pdf

厚生労働省が中心となって進める「国民の健康づくりに向けたPHRの推進に関する検討会」は、国民・患者視点に立ったPHRの意義を上記の4つで定めています。

また基本的な考え方として、

• PHRは、「国民・患者視点に立ったPHRの意 義」の①~④のような利用目的が存在しているが、まずは、「①個人の日常生活習慣の改善等の健康的な行動の醸成」のための利用を想定して健診情報等を活用できるよう整備。

引用:国民・患者視点に立ったPHRの検討における留意事項(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000593185.pdf

上記を示しており、まずは健診情報を活用できるように整備していく流れになります。


健康診断におけるPHRの活用

PHRとして提供する健診情報に関して、厚生労働省は以下の様にまとめています。

精度や解釈について安定性があり、エビデンスが確立され、診療ガイドライン等で整理されているものや、 既に一般的に個人に提供され理解が進んで いる法定の健診等の情報からPHRとして提供。
画像データ等については、保健医療情報を全 国の医療機関等で確認できる仕組みや介護 情報の収集や閲覧のための仕組み等と一体 的に検討し、国民・患者が円滑にアクセスでき るように検討。

引用:参考資料3 健診・検診情報を本人が電子的に確認・利活用できる仕組みの在り方
(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/content/12600000/000639832.pdf

健診データは診療ガイドライン等で整備されており、現状は健診結果を紙ではありますが個人に提供され理解も進んでいます。皆さんも健康診断後は、結果を紙にて頂いた経験はあるかと思います。

今後は提供している媒体を紙からPHRへ変更していく流れになります。

PHRのイメージですが、以下はALTURAが提供している健診記録アプリ(PHR)なります。

弊社提供PHR(健診記録アプリ)
引用:https://altura.work/


健康診断におけるPHRのメリット

では、健康診断結果をPHRで受け取ることにどんなメリットがあるのでしょうか。
大きく3つのメリットがあり、以下に記載しています。

①健康診断の結果がクラウド上で蓄積されていく
今までは紙で健診結果を受け取っていたかと思います。今後、PHRが普及することで、健診情報がクラウド上にデータ蓄積される為、管理が容易であり、過去のデータ比較もケータイで可能になります。

②予約や問診、結果報告がケータイで可能
今までは、電話での予約や健康診断前の問診を紙で記入し、当日持参することも多かったかと思います。また結果報告に関しても、郵送にて時間がかかることもあります。今後は、ケータイにて予約や問診が完了し、健診結果も即PHRに反映が可能になります。様々な手間が軽減されます。

③データを基に適切な医療体験が可能
自分自身の健康データが蓄積されていくことで、データを基に適切な保健指導や医師からのアドバイスを受け取ることも可能です。また今後PHRが普及することで、医療機関にてPHRの情報を基に適切な医療を受けることが可能になります。


まとめ

今回は、PHR(パーソナルヘルスレコード)を使用した健康診断データの活用について記載しました。

近年注目を浴びているワードであり、どのような方向性で進むかは重要だと思います。
まずは健診情報等からPHRが普及していくのではないでしょうか。PHRが普及することで、利用者も医療機関もメリットが多いと感じます。

PHRを活用し様々な体験の向上が実現できれば嬉しく思います。


弊社ALTURAは、健康診断を起点に医療体験の向上を目指しております。『健診結果web参照PHRアプリ』『健診システム』の提供をおこなっておりますので、気になる施設様や担当者様はお気軽にご連絡ください。

札場
Tel:06-6123-8162
Email:m.fudaba@altura.co.jp


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