脳ドックの認知度や現状とは
こんにちは。
札場(フダバ)と申します。
今回は、脳ドックの認知度や、受診率などをお伝えしていきます。
前回は脳ドックの概要について解説しましたが、脳の病気は突如発症することも多く、重い後遺症が残ったり、場合によっては死に至ったりするケースもあります。
その為、予防のためにも脳ドックの受診は非常に大切ですが、そもそもの認知度や受診率も気になりますので本記事で説明していきます。
それではどうぞ!
脳ドックとは
脳ドックとは、頭部のMRI・MRAならびに頸部超音波検査なども用いて、脳に関する疾患の診断あるいは疾患のリスクの早期発見などを目的に行われる健康診断の一種です。
前回の記事にて『脳ドック』を説明していますので、気になる方は是非ご覧ください。
脳ドックの現状
前回までは、脳ドックの概要について説明してきましたが、認知度はどの程度なのでしょうか。またどの様なイメージを持っているのでしょうか。
以下からは、ブレインヘルスケア領域の医療AIスタートアップの株式会社Splinkが、全国30代〜70代を対象に、「脳ドック・脳の健康に関する意識・実態調査」を実施した内容をもとに説明していきます。
脳ドックの認知度
「“脳ドック”(脳疾患リスクの早期発見と、その発症の予防及び専門医療機関への早期紹介のための検査)をご存じですか?」との質問に対する、20代~60代の各年代での結果になります。
上の図より、20代〜30代の若い世代は『知っている』が3割台、40代以上は半数程度となっています。
脳血管疾患は40~50代で発症リスクが高まるので、40歳になったら一度は受診した方がよいといわれていますが、40代以上の認知度も低いのが現状です。
脳ドックに対するイメージ
脳ドックに対しては、どのようなイメージがあるのでしょうか。
「脳ドックに関してどのようなイメージを抱いていますか(抱きますか)?(複数回答可)」
「脳ドックを受診する場合、どのようなことを求めたいですか?(複数回答可)」
と2つの質問した回答結果は以下になっています。
「脳ドックに関してどのようなイメージを抱いていますか(抱きますか)?(複数回答可)」との質問に対しては、全体では『費用が高い(69.5%)』という回答が最も多い現状でした。
私も費用面が気になることもあり、世間のイメージ通りの印象です。
費用が高額であるというイメージが世間全体で強いこともあり、リーズナブルで継続しやすい価格設定を望んでいる方が多いように思います。
脳ドックの受診率
脳ドックに対する受診率の割合は、どの程度なのか確認していきます。
以下は、ブレインヘルスケア領域の医療AIスタートアップの株式会社Splinkが、全国30代〜70代を対象に、「脳ドック・脳の健康に関する意識・実態調査」を実施した内容になります。
脳ドックの受診率は、16.0%にとどまっています。
以下は、「脳ドックを受診したことはありますか?」に対する回答結果になります。
年代別では、30代4.0%、40代10.5%、50代14.0%、60代23.5%、70代28.0%となっております。
全体的に低い数値になっています。脳ドックを受けたことがない方が大半を占めています。
まとめ
脳ドックに対する認知度やイメージ、実際の受診率が確認できたかと思います。
認知度、受診率ともに数値は低く、高額な費用がかかるイメージや、検査を行っている医療施設が分からないなどの理由で受診に至らない方も多いのが現状です。
多くの方にとって、『脳ドック」の必要性やメリットが伝わっていないことが受診率低下の原因かと思います。
『脳ドック」は自覚症状の出にくい脳の病気に対して、早期発見と予防を目的にした検査になります。
脳ドックの認知が向上し、定期的に受診する方が少しでも増えることが大切だと思います。
また健診実施施設様に関しては、受診率向上も課題にあるかと思います。
健康診断に関しては、多くの方が受診していますので、健康診断受診の際をフックに『脳ドック』の勧奨ができれば受診率向上の手段になると感じます。
その際に、どの様な言葉で受診勧奨を行うかが重要になります。
以下では、「受診率向上の例」をまとめていますので、気になる方はご覧ください。
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