大谷翔平の視る世界は

エンゼルスの大谷翔平選手が104年振りに
二桁勝利・二桁本塁打を達成したニュースが
舞い込んできた。

喜びというよりも、
時間の問題だったかなと思うのが正直なところ。
とても偉業を成し遂げてはいるんだろうけど、
馬鹿騒ぎする程ではないと思う。

大谷翔平選手自身も試合後の会見は、
どこか飽き飽きしたようなドライな印象。
自身としては目標のひとつであり、
それを達成したに過ぎないのだろうなと
思ったのと、勝利を逃す度にマスコミなどから、
次戦に向けてのコメント取りからも
開放されるのもあったのかもしれない。
これをテレビで観ていて、きっと見ている景色が
違うんだろうなと改めて感じた。

  • 大谷選手の視点

思えば、大谷翔平選手が二刀流挑戦を口にした時も同じようなことを感じた。

恐らくだが、投手にしろ、打者にしろ、
専念したとしたら、『ほぼ間違いなく』大記録を
達成し、抜群の成績を収めることが『視えてしまった』のかもしれないと私は思った。

『ここをこうして、こうすれば、恐らくここまでいける。間違えたら軌道修正していけばこれくらいは…』と想像ができてしまったのかなと感じた。
大谷選手程の卓越した身体能力と自己管理力を
兼ね備えていれば、もしかしたらそれも
容易いのではと思った。

  • 迷ったらワクワクする方へ

もしそうなった時、畏れ多いが自分が
大谷選手自身であったら、
思うことは『それだとつまらない』だ。

そういう帰路に立たされた時、思うことは
『想像できる成功した未来』より
『まだ誰もやったことない、難しいけど
ワクワクする未来』
の方を選択するだろうと。

とは言え、世の中そんな甘くないという
ご意見もごもっとも。MLBはもちろん、
NPBも厳しい世界だし、怪我のリスクもある。
それらを加味したとしても、『どちらかに専念』ではなく、『二刀流挑戦』というのは価値あることだったと思う。

結果論から言えば日本でも、
海外でも偉業を成し遂げることができた。
それでもまだ、ワールドシリーズ制覇などを成し遂げてないことなど目標はたくさんあるし、選手を引退してからの目標だってあるのだ。

どこまで視えているのかは彼にしか分からないことだが、一歩踏み出した彼の挑戦を見届けていきたいと思う。

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