土肥 遼馬

演劇の脚本を書きます 29歳、慶應卒うつ病ブロガーIT社員 「東京軟弱野菜」という演劇…

土肥 遼馬

演劇の脚本を書きます 29歳、慶應卒うつ病ブロガーIT社員 「東京軟弱野菜」という演劇ユニットの主宰 「エンニュイ」という演劇組合のメンバー 【終演しました】1/7(土)-9(月・祝) 東京軟弱野菜第2回公演『みらーじゅ』@SCOOL(三鷹) アイコン写真:長谷川健太郎

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【ワークショップの記録】日記はシーンになりました

6日間、ワークショップのようなことをしていました それが先日、終わりました 内部向けの、ささやかな、勉強会のようなワークショップでしたが、実りでした 初日、事前に参加者に書いてきてもらった日記のテキストを使って、 シーンを作ってみる、というワークをしました これが素敵だった ワークを少し気にして書いてくれた日記もあれば、本当に日常のほのぼのとした内容を書いてきてくれたものもあったけど、どれも良いシーンになっていたと思います 日記って、すごく好きで、僕 日常の、生活の粒度の

    • 最近、生活が慌しくて、 1月の公演が終わったら、週1回くらいはnoteを書くぞ、 と思っていたのにさっぱり書けず、 頭の中も色々ごちゃごちゃとしていて、ツイートも思いついては消して、という日々で、 でも、今日外に出てみたら、 春でした 暖かいだけで、人の心はこんなに変わるのか シンプル人間過ぎる 創作も仕事のあれこれも、何も整理はされてないけど、なぜかすっきりした感がある 奇しくも今日、1月に上演した会場に行ってきた 三鷹にある、SCOOLというイベントスペースの

      • 【あとがき】東京軟弱野菜 第2回公演『みらーじゅ』

        おわりました 今はとにかく、「良かった」という気持ちです まずは座組み一同、体調不良などなく乗り切ったこと とは言えこれから2週間ほど、様子は見ます そして、ご来場いただいたお客さまから、良い評価をいただいている気がしたこと あくまで、アンケートやSNSに目を通させていただいての所感ですが(予防線) これまでの作品の中で一番好感触だったのは間違いないと思います なにより、全6ステージほぼ満席で、150人以上のお客さまに観ていただけたことに感謝です 今回の作品を考え始め

        • 東京軟弱野菜『みらーじゅ』について

          来週末に演劇をやります 1/7(土)-9(月・祝)、三鷹のSCOOLというイベントスペースのような場所で、 東京軟弱野菜第2回公演『みらーじゅ』という作品を上演します ご予約はこちらから承っております。 2年半ぶりに、自分で書いた脚本を上演できる機会を得ました。本当に嬉しい 2020年9月に前回の公演をやってから、ご時世のあれこれとか、自分の気持ちの問題で、何も作れない日々を過ごしていた それでもちょこちょこと演劇に関わったり、観たりする生活の中で、"結局やらないと

        【ワークショップの記録】日記はシーンになりました

          【あとがき】『海底で深呼吸する方法』

          『海底で深呼吸する方法』、全10回の公演が終了しました うつ病、コロナ、創作活動、同棲生活の終わり、マッチングアプリ、 お話の題材としては、3月〜6月くらいに僕の人生に起きていたことのまとめでした ゆるやかに、フワフワと、世界は終わるかもしれないなーっていう、僕個人の妄想から始まった物語でしたが、そこに生きる人たちの不確かで確かな存在感は、上演することでしか立ち上がらないものだった気がします 感染症対策のために、客席と舞台の間に飛沫防止のパネルを立てました 1つの家

          【あとがき】『海底で深呼吸する方法』

          人間苦手

          です。時々 他人が何を考えているか分からない、のは分かってるのに、いつの間にか少し緊張が解けていて、 ふとした瞬間にグサッとやられる感じ。なんなんだろうあれは 他人はどこまで言っても他人である、と理解するのは、僕には少し大変なことで、 そうと分かったら徹底的に距離を取って、絶対に傷つかない、信用しない、ってど派手な逆張りをしようとし始める 器用にやってきていないから、気づくと結構寂しいことになってたりする 上手いこと距離感を詰める"ように感じさせる"ことができる人

          『Dye』

          2020/6/25〜28撮影、作・演出を担当 Dye、Die、橙 おかしいことはいつの間にかおかしくなくなって、"普通だよ"って顔をする 撮影から編集までを全てリモート環境で行った実験作品 人間の声と自宅内の風景だけで、心象風景を表してみる https://youtu.be/sS_CXiQsMPI 出演:藤本悠太郎 作・演出:土肥遼馬 編集:小御門優一郎

          『画面の向こうのゴドーさん』

          2020/5/10 撮影、作・演出を担当 不条理演劇の名作にZoomで挑戦 今でも人は彼を待ち続けている気がする https://youtu.be/kQfsCQO0kUg 出演:乙幡進悟、上谷圭吾 作・演出:土肥遼馬

          『画面の向こうのゴドーさん』

          『自主生搾』

          2020/4/12 撮影、作・演出を担当 「あとすこしで、やってくるかもしれない未来。」 執筆から完成までが1日で終わった不思議な作品。暗いご時世ですが、暗い作品しか生めません 出演:上谷圭吾、武田紗保 作・演出:土肥遼馬 企画・撮影・編集:小御門優一郎

          『自主生搾』

          『ホームビデオの嘘』

          2020/4/8 実体験と撮影した写真を元に製作。どうしたら戯曲が上演物になりうるか

          『ホームビデオの嘘』

          『かくて果実は腐りゆく』

          闇夜のような漆黒に、荒々しく打ちつける青。辺りにはそんな波の音と、人間の心臓の音だけが響いている。 その二色の間に、男が一人、仰向けになって空を見上げている。 「灰色の空、なんかの鳥が1匹、飛び去っていく。 もう長いこと、此処にこうして居る、気がする。 イヌに食い千切られた足も、サルに引き裂かれた腹も、キジに潰された目も、どこも既に、痛いという感覚を通り越していた。 人間というのは存外しぶといもので、突如迫ってきたこの"死"とかいうものは、俺の目の前まで来ておいて、今は立ち止

          『かくて果実は腐りゆく』

          『喫煙所』

          僕は、飼われている 飼われているし、買われても、いる ビル群に囲まれたコンクリートジャングルのど真ん中に、異様な鉄柵がそびえ立っている 人工的な床に跳ね返された、ギラギラした光で、視界がゆらゆらと、揺れる ラクダ、じゃなくて、車輪の付いた機械が横を通り過ぎて、真っ黒い煙を吐いた ようやく吸い込んだ今日の外気は、暑さのせいか、あまり味がしない それでもないよりは、と思って、吸い込んで、煙を吐いておく 喉が乾くばかりなので、黒くて冷たい燃料を流し込む 吸い終わったら、またあの部

          『喫煙所』

          逆上がりもできない

          はじめまして。 (まだだれも見てないと思うんですが、いつか誰かが見に来てくれた時のために、前書きのようなものを。) 土肥遼馬(どひりょうま)と言います。 東京軟弱野菜という演劇ユニットで、劇作と演出をやってます。 26歳、男です。活動場所は都内がメインです。 昨年9月頃からアメブロでブログを書いてるんですが、ちょっと思いつきでこっちにも書いてみようかなと思います。 完全に乗り遅れた気がしてますが、始めたい気分になった時が一番の初め時だと思って、忘れます。 なんか

          逆上がりもできない