逮捕！ 500億円を稼いだアイドルに何が！？

最近、中国でウー・イーファン(呉亦凡、クリス・ウー、31歳)というアイドルのスキャンダルが連日、トップニュースとなっている。

この男性アイドルは中国広東省広州市生まれ、10歳の時に母親とカナダへ渡り、高校までカナダで過ごし、カナダ国籍を取得した。
2007年、カナダで行なわれた韓国大手タレント事務所SMエンターテイメントの「グローバルオーディション」に合格し、SM練習生として4年間を過ごした。

2012年、EXO-Mのリーダーとして正式デビュー。中華系のアイドルとして世界で一躍有名となった。しかし、2014年5月15日、SMに対する専属契約効力の不存在確認訴訟をソウル中央地方裁判所に提起し、SMとの契約を解消した。その後、中国で個人事務所「呉亦凡工作室」を開設し、本格的に中国本土での活動を開始した。

今まで、映画や番組出演などはもちろん、世界的に有名なブランド（ルイヴィトン）のイメージモデルに抜擢されるなど、収益は推測で30億元(約500億円)を超えるという。

しかし、彼に関わる女性関連のスキャンダルは2016年からたびたびニュースになっていた。
そんな中、今年の6月にネット上で「若い女性たちを騙して性行為をしている」との告発があり、7月31日に、北京市朝陽区公安分局は、ウー・イーファンを強姦罪の疑いで拘束し、事件はさらに調査中であると発表した。そして、8月1日に、彼のSNSアカウントはブロックされた。

そして、中国政府機関紙の「人民日報」が「外国国籍はお守りではなく、知名度は高くても治外法権に当たらない。法律を守らなければ、罰をうけるのは当たり前。しっかり覚えておきなさい、人気が高いほど自重し、人気があるほど法律を守れ」とweiboに投稿した。

中国では、彼を同情する声として、「女性はみんな同意の下で行為は行われていたのではないか、証拠はどこにあるのか、今さら強姦と言えるのか」というような声もあるようだ。

これからも、この事件の行方に注目していきたい。（フライメディア・ギュウ）