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今の清明節では、ネットでお墓参りが主流?

4月5日の清明節は中国の伝統的な祝日でもあり、中国の祭祀文化の伝承でもあります。近年、多くの地方は祭祀の新しい規則を打ち出し、墓参りのマーナ―、エコ的な清明節を過ごすように提唱してきました。しかし、線香、紙のお金を燃やす現象が多く減少している一方、様々な「奇抜な祭品」を制作販売している業者が増えていて、お金の象徴である「金の別荘」、「豪華スポーツカー」、「贅沢品」、生活用品の「冷蔵庫」、「ウォーターサーバー」のほか、現在流行りの「iPhone」、「ノートパソコン」、「モバイルバッテリー」、「Wiffルーター」まで、様々な紙で作った祭品が販売商品の中に登場しています。

紙でできた金の別荘
紙でできたアイフォン

また、近年のコロナ禍の影響で、全国各地はネット上の祭祀、墓参りアプリ、あるいは墓参り代行を提唱し、人の集まりや人員の流れを避けようとしています。

北京市民政局はオンライン追悼サービスプラットフォームを立ち上げ、故人へのメッセージ、生花、ろうそく、点灯などの追悼サービスをオンラインで提供しています。 また、「墓参り代行」というサービスも提供し始め、 参列できない場合は、葬儀会社に代行で参列を申し込むことができます。 墓石の清掃や、供花などの基本的なサービスは無料で行っています。 その他のサービスについては、墓地と合意することもできるそうです。

北京市民政局はオンライン追悼サービスプラットフォーム

しかし、ネット上の祭祀、墓参りアプリ、墓参り代行を提唱している一方、さまざまな派手な「お供え物」、ランキングを利用して消費を誘導する現象はオンライン祭祀の目的から離れているようです。

この「祭奠堂」というアプリでは、故人の基本情報を入力すれば、無料で故人の「お墓」を作成することができます。

お墓の作成ぺージ

しかし、「お墓」を作った後、祭祀を行う場合、お金がかかりそうです。
お香、ロウソク、花輪、タバコ、ワイン、お茶など、通常のお供え物がリストアップされ、それぞれの値段も表示されています。

お供え物一覧

故人のために「長明灯」をともすことができますが、価格は、300元〜600元(約6000円~12,000円)/年となります。
お金をチャージすれば、いろんなセットメニューを選べることが可能です。

長明灯の年間費

また、別の「心記奠」というアプリでは、「お供え物」がさらに奇抜になっています。 通常のものに加え、高級ジェット機、プライベートヨット、ロールスロイス、高級別荘などがあります。

高級品一覧

もしあるユーザーが購入した場合、記念館のホームページに「○○さんが○○を贈りました」という弾幕が表示され。 まるで生配信での投げ銭のようなものです。
さらに「親孝行ランキング」までも登場し、ユーザーは「プレゼント」を使ってランキングに参加することができ、まるで人気ライバーの「プレゼント」PK戦のようです。

投げ銭ランキング

先祖に敬意を表することは単なる物質的な交換ではなく、過去を踏襲した慎重なものであり、子孫の繁栄を願うものであるから、真剣かつ厳粛で尊敬に値する行為であります。 オンラインの祭典は、今の時期にとっては、安全的で便利な方法ですが、商業化の影に隠れてはいけないと思います。(フライメディア・徐)

https://new.qq.com/omn/20220402/20220402A0D43M00.html 
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1729091248416534057&wfr=spider&for=pc 


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