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ユニバーシアード開催で成都が熱い!

第31回夏季ユニバーシアード競技大会が開幕

2023年7月28日20時、第31回夏季ユニバーシアード競技大会(ユニバーシアード)が、四川省成都の東安湖運動公園で開幕した。 成都は、北京、深圳に次いで、中国本土で3番目のユニバーシアード夏季大会開催都市であり、中国西部地域で総合的な国際メジャーイベントが開催されるのは、今回が初めてである。 ユニバーシアードは、現在世界最高レベルの大学アスリートの競技を代表するスポーツイベントで、今回のユニバーシアードでは、113の国と地域から6,500人のアスリートが成都に集まった。千年もの歴史を持つ都市に若者たちの活力が注入され、発展の勢いを刺激するものになるだろう。

図:成都ユニバーシアード競技場

成都ユニバーシアード文化ショーケースも開催

7月28日から8月8日にかけて、ユニバーシアード競技大会と同時に、成都ユニバーシアード文化ショーケースも開催されている。 その場で、ゲストたちは、麺や粘土彫刻の体験、四川オペラのフェイスチェンジ(変面)、ユニバーシアード周辺のプレゼントと低炭素ポイントの交換などを通じて、スポーツマンシップと中国文明の相互作用、スポーツ文化と成都の物語を体験できるようになっている。 

図:ボランティアたちと大運会の吉祥物蓉宝との記念撮影

その会場では、豊富な展示とインタラクティブな体験が用意され、「イベントの都市、スポーツの成都」という形で、訪れた人々が大会都市の雰囲気と活力を体験でき、また、街の雰囲気や活気も体感することができる。
 
以下、いくつかの見どころをご紹介しよう。

切り絵、影絵、活字印刷など中国ならではの体験!

「中国の楽しみ」ゾーンには、切り絵、影絵、可動式活字印刷などの体験ゾーンがある。
四川省の一流切り絵作家、袁成祥氏が来場し、ハサミと紙を器用に使って実演、たちまちユニバーシアードのマスコットキャラクター・パンダのロンバオを作り上げ、素朴ながら非常に精巧な切り絵文化をゲストに披露している。

図:四川省の一流切り絵作家、袁成祥氏


 また、成都の影絵継承者である周軍氏は、影絵制作や生の影絵芝居の実演を通して、生き生きとした影絵体験を提供している。 驚くべきことに、太陽神鳥、金沙文化、大会ロゴなど、成都の特徴や大会の要素も、そこには現されている。
 

図:成都の影絵継承者である周軍氏

また、古代の製本技術や活字印刷技術も体験でき、「針金綴じ」の工程で古代のノートを作って、漢字や英単語の活字印刷を使って、「成都は夢を叶える」、「成都が好き、大会へようこそ」などの言葉が印刷でき、 その記念ノートを持ち帰ることができる。

舌で楽しむ「Taste of China」

8月3日から8月8日まで開催される「Taste of China」では、三大砲、雷潭源、中水餃子、卵餅などの成都の軽食や、北京ダック、広東点心などの伝統的な中華料理が提供され、訪れた人々は舌で中国を旅することができる。
 

成都の街並みで、マスコットと記念写真

粘土彫刻のインタラクティブ体験エリア「花咲く街」では、錦江沿いの定番のランドマークや九家橋、天府パンダ塔、金融城ツインタワーなどが再現され、ランタンや提灯を使って成都のにぎやかな街並みが表現されている。 訪れた人は、紙扇子や油紙傘、ランタンを手にしたユニバーシアードのマスコットパンダのロンバオと記念写真を撮って、ランタンフェスティバルの色彩豊かな文化の中に浸ることができる。
 

本物そっくりの顔型芸術

成都の無形文化遺産である「顔型」の継承者である廖艶慧氏は、顔型芸術を通じて、ユニバーシアードのマスコットパンダのロンバオ、ユニバーシアードのロゴ、干支などの古典的な文化イメージを作り出し、本物そっくりの作品が訪れる人々を芸術作品の虜にしている。

図:「顔型」の継承者である廖艶慧氏

「四川オペラ」を間近で体験!

「魅力的な四川オペラ」インタラクティブ体験エリアでは、古典的な四川オペラとフェイスペインティングの要素が魅力的。 また、四川オペラのフェイスチェンジアーティスト・何兆春氏によるインタラクティブな四川オペラのフェイスチェンジパフォーマンスでは、四川オペラの魅力を間近で体験することができる。

リサイクルでポイントやプレゼントをゲット

「グリーンウェイ・ムーブメント」インタラクティブ体験エリアでは、成都公園グリーンウェイやグリーンポイント・ルービックキューブなどの要素が統合されており、訪れた人々は天府グリーンウェイを楽しんだり、マスコットパンダのロンバオと一緒にスポーツをしたりすることができる。 グリーンポイント・ルービックキューブでは、缶やミネラルウォーターのボトルなどのリサイクル品をポイントやプレゼントと交換することができ、大会の理念である「グリーン、インテリジェント、ダイナミック、シェアリング」を体現している。

その他の楽しみも多々

このほか、成都パンダ基地と三星堆博物館も、世界遺産クラシックツアー、三国志文化ツアーなどの重要な文化アトラクション、公園都市をテーマとした美術展、非遺産文化体験などの一連の文化活動を展開し、16の文化交流ポイント、11の体験ライン、900点近いコレクション、5万点の映像資料、世界青少年スポーツ交流ストーリーなども楽しめる。

ユニバーシアードの開催で、このように盛り上がりを見せる成都、ぜひ機会があれば、この機に訪れてみてくださいね!(フライメディア・りゅう)


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