060-時間

確かにこの手で掴んだ夢
でも、瞬きしただけで
指の隙間からこぼれ落ちた

あれは、幻だったのか
追いかけてたもんなんて
はじめっからなかったのかな

また、振り出しだ
時計の音だけが
頭のなかで響きわたる

誰か時間を
止めてくれないか・・・

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