米国パイロット就職のための学生ビザ

学生F1ビザが適用されるのは大学ですが、数は少ないですが飛行学校も存在します。CPTやOPTという制度を使って米国で就労ができるのはプロパイロットを目指している米国人以外の人にとっては非常に有利な制度です。

この制度は大学も飛行学校も同じですが、年数が違います。大学は合計約5年、飛行学校は約2年で、滞在期間で飛行時間や収入額に大きな開きが出てきます。収入も重要ですが、プロを目指すのであれば飛行時間は多いほど有利なので飛行時間を稼ぐことは非常に重要です。米国航空会社は飛行時間1500時間がボーダーラインです。

CPT/OPTで何時間飛べるかが鍵です。飛行学校のCPT/OPTでは2年で1500時間稼げたとしたら、それ以上の米国での就職活動は一切できません。仮に1年で1500時間あっても、1年しか働けないという条件となります。一方大学のCPT/OPTでは2年で1500時間を稼ぎ、残りの3年程度を働ける条件となります。採用する側から見るとどちらを採用したいでしょうか?

当然それだけの飛行時間を稼ぐためには訓練生に選ばれる教官になる必要があるのは既にお伝えした通りです。

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