見出し画像

STEMだよ!全員集合〜 科学技術人材増やそうよ!パイロットもね!

玉那覇がなぜフライトシミュレーターというツールで事業を始めたのか。理由はパイロット人口を増やしたい。増やさないと国の制度も変えられない。増やさないと将来日本の航空会社で飛んでいるパイロットは外国人だらけってことにもなりかねない。

嘉手納基地という日本でありアメリカである二つの国の日常でみているからこそ感じた危惧があった。

画像1

アメリカの人口は約3億2千万人に対してパイロットは66万人というデータがある。66万人という数字はライセンス保有者なのでアメリカ人だけではないということは一応頭に入れて数字を検証してみたい。

パイロット人口

0.2%

この数字が日本にあったら日本の航空はアメリカ並みになるのかな?

画像2

日本の人口は約1億2千万人なので、先程の0.2%という比率を人数に換算すると約24万人。

いるわけないか...いても1万人かな?

しかしStudentとPrivateの人口の多さ!裾野の広さを感じます。

画像3

国が航空従事者は自家用操縦士まで記載しているのに自家用操縦士の数字は公表していないってどういうこと?しかも最新データが平成15年って!

Student Pilot人口

毎年5万人

この人数のパイロット希望者がいたら日本の航空はアメリカ並みになるのかな?

そもそも日本版Student Pilot Certificateは身体検査を受験する必要があるなど制度が面倒だから人数増えるわけないか。

アメリカはそもそも身体検査とStudent Pilotを分けて考えてるし、Student Pilotの資格取得はネットでできるし...

画像4

先程のFAAのデータから見ると毎年4〜5万人の人たちが「パイロットになりた〜い」と行動しているのがわかる。

STEM教育

パイロットやエンジニアなど視点を変えて見ると、STEM教育という共通の部分が見えてくる。なので世界最大大手のパイロット組織AOPAが将来の航空人材育成のために全米の高校へ提案したのがSTEM教育プログラム。

国も軍も航空会社の支援する、まさしく国をあげて将来の航空人材を育成するという壮大なプログラム。

シンポジュームでは高校では遅い!と小中学はもちろん、なんと幼稚園での導入事例も紹介されていた!

画像5

日本もSTEM教育の重要性は広く認知され始めていることから、日本でのSTEM教育を通して、将来の日本の有能な人材を増やす、そこからパイロットという選択肢もある、というアプローチが有効かもと思えるようになってきた。

パイロットになるのは無理と思っている国内の常識にメスを入れるためにアプローチ方法を変えてみよう。

STEMを全国に普及させる

AOPAと共にSTEM教育に力を入れているRedbird Simulatorsも独自のSTEMプログラムを開発している。玉那覇と親交の深いRedbird Simulatorsのトッド社長の協力の元動き出した。

画像6

創業した10年以上も前はフライトシミュレーターでパイロット養成がメインにしているのは国内からは失笑される時代。アメリカでは既にその研究が進んでいる時代。

今ではそのアメリカがフライトシミュレーターがパイロット養成には必要不可欠になっている時代。

フライトシミュレーターが将来の科学技術人材の育成に役立つことは航空先進国アメリカが証明している。

全国に毎年5万人の新しいSTEM教育受講者が生まれ、将来は20万人以上のパイロットが誕生することを想像。その頃には空飛ぶ車や無人機も普通になってるのかな。作る人も飛ばす人も科学技術人材。だから増やすべき。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?