見出し画像

Tamaメソッドグランドスクール、いやBobbie x ERAUメソッドだな

動画教材や座学講座

パイロット資格取得に必要な知識は今や無料動画から数万円程度で永久に見れるネット動画講座もあれば、クラシックな対面授業方法も存在します。そこは訓練生の好みとプランで選べるという意味ではバリエーションが広がっていい事と思います。一方で多くの選択肢の中でどれがいいのか?どこから手をつけていいのか?人に聞いても答えはバラバラ... 情報過多の今の時代ならではの問題点も見えてくる。昔は選択肢ないから楽だった(笑)

無題のプレゼンテーション

じゃあ何を選んだいいのか?

正直どれでもいい!笑

一つを徹底して理解することが大切だと個人的には思います。

学科試験合格に的を絞った講座は結構人気。とりあえず学科試験合格を終わらせてフライト訓練に集中するというものありだと思います。逆にそのような講座も受けずフライト訓練に入るとルールも知らずにやったことのないスポーツゲームにいきなり実戦参加するようなもの。

航空講座のほとんどが英語で実施されていて、英語が苦手であれば(特にヒヤリング)教科書からやろうとする方も多いと思います。確かに自分のペースで読めるし訳しながら進めると思いきやこれが挫折の道の始まり(笑)

英語が理解できる方だと大丈夫か?そういう訳でもない。学校の教科書が日本語で書かれてるから日本人は読むだけで大丈夫?同じ事。アメリカ人だってわからないからあれだけビデオ講座が普及しているってこと。

それを証明する一つの事件(笑)を紹介します。

米軍基地で参加者25名くらいのPrivate Pilot座学クラスを受け持ってました。もちろん全員アメリカ人で飛行機の知識はゼロ。事前に購入したJeppesen(超有名)の教科書をJeppsen指定のシラバスとレッスンプランを使って解説するという授業スタイル。新米の日本人教官に練習のために最初の部分だけ授業させてました(当時のアメリカ人マネージャーの意向)。チーフの玉那覇とアメリカ人マネージャーはオブザーブをして、途中から玉那覇が本授業として変わる。というプランでした。

そのアメリカ人マネージャーがBobbie Suell。私を拾ってくれて育ててくれた恩人です。

画像5

そこで日本式授業(昔式と言ったらいいかな)が開始されてしまったのです。黙々と板書.....ひたすら板書...

授業を受けているアメリカ人達は最初は静観していましたが、だんだんざわざわと、そして一人がようやく「教科書の内容書いてるの?」教官「はい」と板書を続ける...そのアメリカ人から「そうじゃなくて説明してくれないかな!教科書は読めるから!」

その後マネージャーから「はい!終了!」って選手交代で、授業の後マネージャーから新米教官をこっぴどく指導されたのは言うまでもありません。

"教科書を説明するのがお前の仕事だ!生徒をインタラクティブに使え!"

画像6

米軍基地のクラスで彼らがよくやっていたし、私たちの授業でよくさせていたのはグループディスカッションやグループワークです。

理解しているかどうかは一人ではわからないてこと。わかったつもりがほとんどってこと。選択肢が3つある問題を選んで正解することが学科試験のゴールであることは間違いないが、理解しているかどうかとは違う。学科試験合格は単なる実地試験の受験要件。実地試験では知識を試験官から質問され答えるというリアルな理解が求められているから。

周りを活用する

下の図のラーニングピラミッドの積極的な学習をすることで理解度を深める事が大切ってこと。同じ訓練生同士で勉強し合うことはフライトスクールでは当たり前のこと。ほとんどのパイロットが「仲間がいなければ訓練を挫折したかも、免許も取得できなかったかも」はよく聞く話。精神的なことももちろんありますが、お互いの知識の確認でも必須な存在です。

テニスをするのに壁打ちだけでいいの?バスケットボールやサッカーするのドリブルやシュートだけでいいの?てことです。

リアルなInteractionがあって初めて鍛えられて強くなるのです。

画像2

でも動画を見て自習する場合は?まだスクールに通っていない場合は?

大丈夫!今の時代インターネットで繋がります。

インターネット大学方式

玉那覇が経験した先ほどの米軍基地時代に「通学した」Embry-Riddle Aeronautical Universityの通信制大学院でのお話をしましょう。

画像4

大学の授業なので、登録した授業毎に担当教授がいるのはもちろん登録した学生がいます。登録時に必要な教材を入手しておいて授業初日を迎えます。

ここはインターネット上の授業。ちなみにコロナの遥か前のお話。約10年以上の前のお話です。大学の授業サイトにはBlackboard(黒板)が設定されていて、そこが教授と学生、学生と学生のやりとりが行われます。世界中から参加しているから同時間に同じ参加する必要もない。試験も自分の好きな時間に開始。ただし開始してから規定の時間でタイムアップ!

ポイントはネット上の掲示板のようなツールを活用するということ

画像3

教授からの課題提出から始まります。例えば教科書のどこどこを読んでおきなさい。読んだら意見を述べなさい。これこれについてどう考えますか?など。

学生からはバンバン書き込みが来ます。学生の書き込みに他の学生の意見書き込みが入ります。これがリアル授業の発言する&お互いの意見を言うという行動と同じです。

授業の評価は出席率、授業への参加度合い、意見の内容、そして試験の点数が合計されるシステム。

玉那覇の拙い英語でも内容と相互で意思疎通できていればAも取れたほど。発言と参加ということで点数を稼ぎました。正直最初の授業の各学生の自己紹介で「やばい...」と思うほど世界中から頭の良さそうな人たちが集まっている。その中でやらないといけないプレッシャーです。

これってパイロットとして資格取得後の仕事獲得の時に役立つと思いませんか?

Tamaメソッドとは

Tamaメソッド(Bobbieメソッド x ERAU式)は、先生がファシリテーターとなって生徒達をインタラクティブに動かすグランドスクールです。ここが一番重要な学習過程です。

ERAUのブラックボードのようなイメージをGoogle Classroomで実践します。授業の資料やディスカッションポイントを玉那覇がアップします。参加する生徒達はそこに意見を書き込みます。書き込まれた意見に対して意見します。最後は試験をアップして自分の好きな時間に解答する。ERAU方式ですね。

ERAU方式と同じように、参加度合いや内容を点数化し、試験の点数を加えて合計点数から優・良・可・不可を判定します。しかし大学と違って仮に付加になったとしてもクラスは終了できます。

じゃあ何のため?

積極的に参加し、考えて意見を言う、その過程が理解度を深めることになり、ひいてはグローバルにおいて活躍できる人間となると思うのです。実際に飛行訓練環境に入ってからその技術を習得できる人もいれば、その環境に慣れず、ダラダラとフライトが進んでしまう人もいる。免許はお金を払えばなんとかなるんです。使える資格になるかどうかはその準備にかかってくる。それが玉那覇の持論です。

これが玉那覇が推奨する勉強会です。あえてネタバラシしてますので、どんどんパクって仲間で実施したらいいと思います。もちろんファシリテーターとなる先生はしっかり誘導してあげる必要がありますよ。これらの行動もMCFIの要件になります。ぜひ実践して航空教育業界に貢献しましょう。

画像7

そのディスカッションに必要な基礎知識は指定教材を使います。米軍基地での座学でもERAUの授業でも、どの世界でも同じ。使用教材は超おすすめのロッドさんの教材!教科書なんだけど超わかりやすい!

スクリーンショット 2021-08-06 8.54.42

その理由はこちらから

英語が苦手な方は「ロッド式教授法を日本語版で」という玉那覇の授業を!英語ができる人は私の授業は不要!英語ができる人はその教材を読んで動画を見るだけ。

Tamaメソッドグランドスクールの流れ

1. 指定されたロッド式教授法(英語版&日本語版)の指定されたチャプターがクラスルームより課題として提出される

2. 毎週末午前9時から3時間は👆の日本語版授業が実施される

① 知識を取得するグランド座学は毎週土曜日

② フライトの仕方についてのフライト座学は毎週日曜日

※ これらはMasterInというプラットフォームを使って実施されます。2021年9月開始のスクールは途中参加はできませんが、本来シラバス上はどこからでも参加できるようにしています。いずれどこからでもいつからでも参加できるようになります。

スクリーンショット 2021-08-06 9.16.34

3. 授業終了後にクラスルームにディスカッショントピックが課題として提出される

4. 生徒達のグループディスカッション開始!玉那覇はファシリテーターとして動きます。リアルタイムで同じ時間でディスカッションする必要はないので、自分の時間でどんどん積極的に授業に参加する。

※ 教材は自分のペースがこなし、クラスルームだけの参加も可能です。

5. 週の後半にはクラスルームに試験が課題として提出される

6. クラスルームでの生徒達の活動と試験の点数を加味して総合点数を個別に玉那覇から送ります。

7. 次の週のレッスンが始まり、👆を繰り返します。

① 知識を取得するグランド座学は17週(約4ヶ月)

② フライトの仕方についてのフライト座学は16週(約4ヶ月)

このようなシラバス作成もMCFIの要件になります。ぜひ各教官の個性を活かして航空教育業界に貢献しましょう。

パイロットを目指す方も、MCFIを一緒に目指したい人も大歓迎!👇

玉那覇がこちらから情報配信中 (1)










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?