きなこ〜元小学校教員〜

【この世は生きるに値する】 子どもたちを支える面白い大人になるために・・・ ▷前を向い…

きなこ〜元小学校教員〜

【この世は生きるに値する】 子どもたちを支える面白い大人になるために・・・ ▷前を向いて生きること ▷知的好奇心をもって世の中を見つめること ▷子どもの世界を知ること 元小学校教員。 児童文学・遊び環境・教育について発信中 イギリス留学のちNPOにて子どもの居場所作りに携わる

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「子どもの本」が「子どもの本」である理由

私のお気に入りの本に、赤木かん子の「今こそ読みたい児童文学100」があります。 赤木かん子さんって、子どもの頃に読んだ本を探し出してくれる「本の探偵」として活動してきた方。 この人の児童文学の捉え方ってさすが柔軟で、豊富な知識と経験に裏打ちされた確かな書評で本当に面白いのよ。 本の探偵は今でも赤木さんのサイト上でやってるよ。 わたしは子どもの本を子どもの本たらしめる理由は、その物語に希望があること、だと思っています。 本当に長く読み継がれる児童文学って、子どもの置かれて

    • まどみちお「くまさん」に見る、自分が自分であることの喜び

      まどみちおさんという詩人を知っていますか?? 数年前にお亡くなりになったけど、優しく深い童謡や詩をたくさん残された詩人です。いちばん有名なのは童謡「ぞうさん」ですね。 私はこの方がほんとうに大好きで、まさに哲学、まどさんの小宇宙というべき優しさに溢れた世界を見つめる目に何度も助けられました・ この「くまさん」は教科書にも載っていたことがあって、知ってる方も多いかな。 ぜひ検索して読んでみてもらいたいんだけど、冬眠からあけたクマの子がぼんやりしてたんぽぽを見つめながら「え

      • 教員生活が終わりが近づいて後悔した たった一つのこと

        こんにちは、3月31日をもって仕事を退職した、元小学校教員です。 4月に入り、我が子どもたちも学校・幼稚園が始まり、日中ほんとにフリーの時間という生活になって二週間経ちました。 何をやっていいのかわからず手持ち無沙汰になってしまうんじゃないかとドキドキしましたが、意外とスタバに行ったり、ピアノ弾いたり、役所や銀行に手続きに行ったり、自分の仕事部屋を作ったりと、やることはたくさんありました。今のところ楽しく過ごしています。 さて、退職一発目の更新は早速楽しく過ごしている記

        • 〜人生は生きるに値する〜    私が教員退職を決意したわけ。

          私は教員をやっています。 途中育休を挟んでいますが、20代から30代にかけて「先生」として生活してきたわけです。 私は教員の仕事は大好きなのでたくさん勉強しましたし、胸を張って「人生は面白いのだ」と伝えられる大人であろうと、自分自身が魅力的な人間であろうと努力してきました。教員生活で、学んだことがたくさんたくさんあります。誤解のないように言いますけど、ほんとに楽しい仕事ですよ、教員は!! しかしその一方で、10年の間に自分にしみついてしまった残念な特性もあります。 そ

        「子どもの本」が「子どもの本」である理由