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代弁者という存在。

この週末、ふたつの番組で「代弁者」という存在を考えさせられました。

ひとつは、海宝直人さんの配信番組『LINE LIVE』、もうひとつは、NHK『演芸図鑑』。

まず、『LINE LIVE』。この回は貴重なお話ばかり。ゲストに、アテプリのプロデューサー柴原愛さんが参加され、アテプリの世界観が出来上がるまでのあれやこれやを聞くことができました。内容は、有料番組のため書けませんが、とにかく、柴原さんの徹底したポリシーが感じられ、私も観客として魅了されたその理由がわかりました。

そして、『演芸図鑑』。先週から2回に渡り、林家正蔵さんが海宝さんと対談されていました。正蔵さん、心から海宝さんのファンなんだー、と同じファンとしてもほっこりする様子に心が和みました。正蔵さんの「直人さん」と呼びかける声のトーンが、あたたかい。さらに、鋭い質問も。もらった台本でどうしても納得できない役の場合、どう落としどころを見つけていますか?に対し、海宝さんは、同じ役のダブルやトリプルキャストの方々から新たな視点を得て役と向き合う、という答え。また、正蔵さんから「海宝さんのステージからは、いつも誠実さが伝わる」という言葉も。他にも海宝さんファンなら、頷くところが盛り沢山の正蔵さんの言葉たち。

柴原愛さん、林家正蔵さん、おふたりの言葉。自分が感じていても言語化できないでいた心を、おふたりは的確に表現していた。代弁者だ、と。そして、プロフェッショナル。

素敵な言葉に満たされて、ここ最近の寒さや雪で憂鬱だった気持ちが薄らいでいくようでした。そして、自分自身も仕事に精進したい、と想いを新たにしました。


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