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[フライト日記]ファンを増やすこと

おはようございます。
弾丸トロント便から無事戻って参りました、さやです。

今回フライトは私が最年少のチームでみんなベテラン選手。
年齢高めフライトではありましたが、とにかく楽しいフライトでした。何度笑いころげたでしょう。

私の会社はフライトの2日前まで誰と飛ぶかわかりません。チームなどは全くなく10000人いるクルーの中から機材によって4人編成のものから13人編成でその便限りのクルーが作られます。
いろんなタイプの人がいるので、気が合う合わないもどうしても起こってきますし、静かなメンツばかりが集まったり、自己主張激しいメンバーばかりだったりと、色々あります。
基本いつも楽しいフライトで、「またこのメンバーで飛びたい❤️」って思うことの繰り返しではありますが(なんて幸せな仕事環境なんだろうか)

今回はまたまた「最高のチームじゃん!」なフライトでした。
みんな明るくて陽気、そして何より働き者、そして思いやりがあるメンバーが集まっていました。

そういういいバイブが機内をさらに良いフライトへと導きます。
私たちの会社は「まずは自分たちが楽しくあること」が念頭にあります。
ほぼ満席フライトではありましたが、できるだけみんなが快適になるようにと心がけた結果。

赤ちゃん連れの4人家族のパパがフライトを終えおりていく時に
「Thank you so much. we really appreciated  what you guys did to us and other people. for sure, we will fly with you guys for coming 10years or so. no joke!
(本当に本当にありがとう。本当によくしてくれた。これから10年は絶対君の会社で飛び続けるよ、冗談抜きで!)」

と最上級の褒め言葉をいただきました。
私は機内中央のドアに立っていたのですが、降機する(出口)ドアに立っていたシニアパーサーともう1人の同僚もいろんなお客様に
「今まで過去イチで最高フライトだった」
「最高のクルーだった」
立て続けにお褒めの言葉をいただいたそうです。

コロナ禍で世界中でフライトが激減した中で、ヨーロッパからはウチの会社が一度もキャンセルすることなく(減便はあっても)細々と日本をはじめいろんな国に飛んでいた時がありました。(400人乗りの飛行機のお客様10名とかそんなのがザラな時も)

その時も「自分の国に連れて帰ってきてくれてありがとう。他の航空会社はみんな運休でも君たちは(コロナにかかるかもしれないリスクを背負って)飛んでくれて、ほんとうにありがとう。この恩は忘れない。絶対これからどんなに遠回りでもオランダを経由して絶対君らと飛ぶから!」と涙ながらに、東京便では日本人に、デリー便ではインド人に、アメリカからの便でドイツ人に...いろんな人に言われました。

別に個人だけのチカラで飛行機は飛ぶわけではないですし、会社の意向もありますが、私たちが誰かのためを思って飛行機を飛ばすことは、大きくは会社の利益となるのですが、お客様の心に響いてファンを増やすんだなと思いました。
そしてそんなお客様の言葉は現場で生で聞ける私たちの心も動かします。

やっぱり誰かに感謝されたり、
誰かに感動を与えられたら嬉しいもの。

その積み重ねが日々の仕事、フライトを頑張ろうと思う原動力になります。
ファンが増えれば増えるだけ、楽しいフライトが待っています。それはお客さんにとっても、私たちにとっても😊

次回はデリー便、非常に客層が濃いめのフライトですが、どんな出会いがあるでしょう。

それでは、また!Doei!

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