時代と共に、消えてゆく緑・遊び
周りの緑豊かな景色はいつ無くなったんだろう?
*SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」:
気候変動やその影響を軽減するために、私たちが何かできのか?
今まで当たり前に存在している田んぼや畑は、いつの間にか住宅街やビルに変わりました。
農地が消えていき、年々暑くなっているという時代の変化を、
田舎出身の自分は痛感しています。
昔は、実家は田んぼの真ん中に6軒程度の住宅街にあり、家のすぐ裏に小さな川が流れていました。川に架かっていた橋を渡って、原始の自然溢れて草木の生い茂っている土地が目の前に広がっていました。
小学校から中学校までの通学路は、あの雑木林の中を通っていて、人に踏まれてできた小道でした。小道が曲がりくねって、両側から荻が覆いかぶさるように大人の背よりも高く生えていまいた。途中にある丘を登ったり降りたりして登校しました。
春に、名前も分からない花を摘んで蜜を吸う。
夏に、昼は蝉、夜はカエルの大合唱がBGMになる。
秋に、黄金色の稲穂の上を悠々と飛んでいる赤トンボ。
冬に、冷たい風が吹く中、菜の花畑で遊ぶ。
あの時、季節の移り変わりを身近に感じることができたのに。
自然に囲まれ、静かで煩くて、どちらも落ち着きました。
今は、四季の変化を楽しむどころか、暑くない時期と暑い時期しか残っていないです。
何があったの?
消えていく田舎の風景から、コンクリートでできた人工的な風景へ。
川を覆って道路が建設されて都市化が進みました。
人工排熱の増加(空調機器や自動車など)、地表面被覆の人工化(緑地の減少とアスファルトやコンクリート面などの拡大)、都市形態の高密度化という三つの要因から形成されたヒートアイランド現象ですよね。
確かに昔と比べたら生活が便利になりましたが、子供の頃の冒険心がくすぐられて、記憶にあのジャングルのような小道をもう一度歩きたいです。
四季折々に変化する美しい景色に癒やされて、
豊かな自然を感じながら便利に暮らせる環境を作りたいです。
見渡す限り広がる緑の世界を堪能することができるように。