【ポケモンSVシーズン1】パーモット軸構築【S1最終196位】

はじめに

こんにちは初めまして、フライと申します。
今回は12/2~1/5で開催されたポケットモンスター スカーレット・バイオレットのランクバトル シーズン1において最終順位196位を達成した構築の紹介をします。
初めての構築記事なので拙い部分がでるかもしれませんが、どうか見ていってください！
環境でたまにしか見ないパーモットを使い続けたのでその魅力を書いていきます！

構築経緯

パーモットが環境にいるポケモンのうちドラパルト、マスカーニャ以外より早く動けること、電気格闘という通りの良いタイプ一致高火力技を自傷なしで打てることから襷で採用することからスタートしました。
七世代のサザンガルドのタイプ補完が優秀であったことを思い出し同じタイプでありガッサ対策もできるサーフゴーとサザンドラを採用しました。
もともと好きなポケモンであるカイリューの鉢巻きノーマルテラスタルしんそくの火力に感動し採用。
環境に初期から大量発生していたドラゴンの対策として、カイリュー、セグレイブに後出しが安定する（と思っていた)ヘイラッシャ、多くのドラパルト、サザンドラに強くドラゴン技の一貫を切るフェアリータイプのニンフィアを最後に採用し構築が完成しました。
構築経緯と書きましたが、構築を何度もコロコロ変えてその都度立ち回りを変えるのがあまり得意ではないのでランクバトルが始まった５日目ほどからポケモンの並びは変えずに技構成とテラスタイプのみ環境にいるポケモンに刺さっているものに変えていました。

単体紹介

1.パーモット

性格：ようき　
テラスタイプ：でんき
持ち物：きあいのタスキ
特性：ちくでん
努力値：0-252-4-0-0-252
実数値：145-167-91-×-80-172
技構成：でんこうそうげき/インファイト/ほっぺすりすり/アンコール

MVP＆癒し枠
地面タイプがいない構築には必ず選出、いたとしても出すことが多かった。
初手に投げて一体倒すかほっぺすりすりをして麻痺をまき散らす。
インファイトは鋼テラスサザンドラに安定して強く、でんこうそうげきは環境にいる物理受けのヘイラッシャやアーマーガアに強く、他のポケモンに対しても積極的に電気テラスタルを切って致命傷を与えられるため地面タイプ以外には必ず仕事をしてくれた。
電気テラスタルをすることででんこうそうげきが連発できること、ほっぺすりすりの火力が60になることからテラスタルの仕様の恩恵を一番受けられるポケモンであると思った。
サーフゴーなどのスカーフ持ちにも対面から勝つことができた。
電気タイプの一貫をきる特性ちくでんも強く先発に置かずにロトムやジバコイルのボルトチェンジに対して後出しをするという場面も多かった。
アンコールはギミック構築や変化技などからめ手を使う相手に対して読まれにくいという点もあり偉かった。
終盤に増えた本来はヘイラッシャで見ているドラゴンの電気テラスタルに対してテラバーストのタイミングで後出し→アンコールでロックというテクいプレイングができた時は気持ちよかった。
序盤ではさいきのいのりやマッハパンチ、冷凍パンチをを採用していた。
この型ではマスカーニャに対してはマッハパンチがないので強く出れず、ドラパルト、カバルドン、ガブリアスには冷凍パンチがないため弱かった。
序盤、中盤、終盤でスキがなく強いと感じた。

2.カイリュー

性格：いじっぱり
テラスタイプ：ノーマル
持ち物：こだわりハチマキ
特性：マルチスケイル
努力値：196-252-12-0-4-44
実数値：191-204-117-×-121-106
技構成：しんそく/げきりん/じしん/ほのおのパンチ

古き良き特化鉢巻きカイリュー
ノーマルテラスで先制技のさらなる火力を手に入れた。
努力値配分はHA寄りでSは4振りサーフゴー抜き
テラスタルすることで神速が無振りマスカーニャ、無振りウルガモスを確定一発という事実に驚愕したが、マスカーニャは襷が多くウルガモスは中盤からHBがほとんど+炎の体でマルスケを残して突破は難しかった。
とはいえマスカーニャに対しては強く、最後のお掃除役としてよく活躍してくれた。
受けループや中盤で流行ったクエスパトラ軸に強い印象があった。
ステロとテラスタイプの分からないドラゴンに弱かった。

3.サザンドラ

性格：おくびょう
テラスタイプ：ドラゴン
持ち物：こだわりスカーフ
特性：ふゆう
努力値：0-0-0-252-4-252
実数値：167-112-110-177-111-165
技構成：あくのはどう/りゅうせいぐん/もろはのずつき/とんぼがえり

古き良き(2度目)最速スカーフサザンドラ
最速にすることで多くのスカーフポケモンや素早さの上がった80~100族のポケモンの上から動けるのが偉かった。
初手のドラパルトに対してはスカーフをケアせず悪波、マスカーニャには蜻蛉からゴツメヘイラッシャというヤンキープレーをかました。
パーモット先発が無理そうな相手（カバルドンなど）に先発起用し、不利対面は蜻蛉で逃げていた。
スカーフでラスカや大文字を打ちたい場面が少なかったのでウルガモスにのみ打つ諸刃を入れてみたら意外と活躍した。
相手が勝手に鋼テラスタルを読んでくれるので動かしやすく、そもそもこのポケモンにテラスタルを切ることはなかった。
なんども怯ませてくれたが、この構築唯一の命中不安技持ちであり流星群は大事な場面で何度も外した。

4.サーフゴー

性格：ひかえめ
テラスタイプ：ひこう
持ち物：たべのこし
特性：おうごんのからだ
努力値：244-0-4-4-108-148
実数値：193-×-116-169-125-123
技構成：ゴールドラッシュ/シャドーボール/わるだくみ/みがわり

出すと必ず活躍する優等生
素早さは準速ガッサ抜きで残りは耐久に振っている。
環境初期に蔓延していたキョジオーンとガッサ対策であり、普通のオーロンゲやモロバレルにも強く出られた。地震ワンウェポンのカバルドンやドオーも飛行テラスタルで起点にでき、3タテすることもあった。
素早さに絶妙に振っているため終盤増殖した気持ち悪いカイリューを筆頭とした無振りの80～100族に上から行動できるのが良かった。
テラスタルで優秀なタイプが変わるため切るときは慎重になっていた。

5.ヘイラッシャ

性格：わんぱく
テラスタイプ：くさ
持ち物：ゴツゴツメット
特性：てんねん
努力値：252-0-252-0-4-0
実数値：257-120-183-×-86-55
技構成：アクアブレイク/じわれ/ねむる/ねごと

選出率1位、みんなの嫌われ者
もともとねむる+カゴのみの雪雪崩・地震・アクブレの3ウェポンやあくびを採用した型も使っていたが、使いずらさと麻痺との相性の悪さから物理特化ゴツメに変えた。
コノヨザルやラウドボーンがきつかったのでじわれを入れたが、関係ないところで多く当てたことで申し訳なくなった。
身代わりもちやアンコール持ち、電気テラスなど、このポケモンの対策で環境の変化を学ぶことが多かった。

6.ニンフィア

性格：ひかえめ
テラスタイプ：ほのお
持ち物：とつげきチョッキ
特性：フェアリースキン
努力値：100-0-156-252-0-0
実数値：183-×-105-178-150-80
技構成：ハイパーボイス/テラバースト/サイコショック/でんこうせっか

主にドラパルト、サザンドラ対策であり、後投げされることの多い鋼タイプに対抗するために炎テラスタル、ドオーに対する有効打のサイコショックを用意した。
実際は炎テラスタルを警戒されることの方が多く、ドラゴンの一貫が切れてしまうのでサーフゴー同様慎重にテラスタルをしていた。
チョッキであることからサザン対面はかなり有利にテラスタルの読み合いをすることができた。

基本選出

パーモットorサザンドラ(もしくは両方)+ヘイラッシャ+1

カバルドン、ドラパルト、ガブリアスなどパーモットが対面で勝てなさそうなポケモンがいる場合はサザンドラを初手で投げていた。
キョジオーンやモロバレル入りにはサーフゴーを選出した。
パーモットで電気タイプを処理、それ以外に麻痺を入れるもしくは倒す、ギミックにはアンコールという動きができれば、残りをヘイラッシャのねむねごやサーフゴーの身代わり悪巧みではめるなど対面性能の高いポケモンで対戦を有利に進めることができる。
テラスタルはパーモットに初手から打つことが多かったが、カイリューのノーマルテラスに残したい時もあった。サーフゴー、ニンフィアにも刺さっていれば使った。

テラスタルの考え方

ある程度メジャーなテラスタイプ（ロトム→妖/サザン→鋼など）を頭に入れておき有利な対面であってもテラスタルされるときつい場合は自分のテラスタルは切らずに一旦ケアすることが大事だと思った。
「サザンロトム対面、相手は眼鏡流星群とかきついはずだし妖テラスケアで一度サーフゴーに引こう！」
自分のテラスタルは耐性が大きく変わる場合もあるので相手の裏のポケモンを考えて選出段階でどの対面で打ちたいかをあらかじめ考えておくと良いと思った。
「ここまで削れば、ノマテラ神速で一掃できる！」

重いポケモン

・ガブリアス

型がわからないのが強い。基本はヘイラッシャをだすが、ステロまきびしされると辛い

・マスカーニャ

カイリューしか強く出れない＆はたきが辛い
サザンの蜻蛉+ゴツメで倒すこともある（良くない）

・ウルガモス

ヘイラッシャ→草テラス、眼鏡
カイリュー・パーモット→鬼火HB
はいきつい

・キラフロル

絶対出てきて仕事される
パーモットで対面はいけるがどくびしが…あとマッドショットうつな

・カイリュー

終盤で増えたアンコールや炎の渦を使ってくるゴツメor残飯のやつ
ドラゴンと対面させてゴリ押しか、テラスを切らせてじわれか…
いまだに対策しっくりこない

・電気テラスタル

パーモット出すけどヘイラッシャが半分削られる

あとがき

テラスタルという仕様で環境がすごい勢いで変わっていく面白いシーズン1であったと思います。そのなかで３桁いけたらいいなくらいの気持ちで対戦していたので、この順位には満足しています。（来期は2桁行きます！）
僕自身、前作のソード・シールドの対戦をプレイしておらず初めてのランクバトルの挑戦となりましたが、リアルな順位が毎回表示されることで緊張感とモチベーションが高まっていくのが分かりました。
構築記事を書くのも初めてでありますが、今作からプレイし始めてなかなか勝てないという人や来シーズンから頑張ろうという人に少しでも参考になれれば幸いです。
ここまで見てくれてありがとうございました！パーモット最高！