文字を書くことで心が浄化され落ち着く
私を知らない人が私の文を読む
イイネされたいという感情は無い
他人からの評価を求めて文字を打ってはいない

私の少ない人生の中で得た世の真理


人間は簡単に裏切り、裏切られる
しかし歌や小説、絵画などの創作物は自分が愛している限り裏切らない
一度、堕ちてしまえば這い上がるのは難しく
理想を語ったとしてもそれは高確率で叶わない事が多い
ずっと一緒にいたいと思い合った人々がいたとしても両方が必ずいつか死ぬ
その"いつか"が明日かもしれないと実感する人間は少ない
不幸の上に立った時にしか当たり前のようにあった幸福に気付けない
希死念慮が加速し続けるのは生きているから
それならさっさと死ねばいい
でもそれが出来ないのは少しばかりの期待を背負っているため

残酷な世界だ
残酷という言葉の捉え方は人それぞれ
スプラッター映画のようなシーンを思い浮かべる人
昆虫が小さい虫を運んでる様子を見て感じる人
目の前で恋人の浮気現場を目撃して思う人
残酷の捉え方は人によって大きく異なる
私の場合は、世の真理を知る度に世界は残酷だと悟る

幸福の基準も人による
美味しいものを食べて幸福だと話す人
好きな人と付き合えた喜びを幸福だと感じる人
死ぬほど恨んでいた母親が目の前で死ぬのを目撃した時に幸福だと知る人
もはや幸福など感じない人

人間はマイナスに惹かれる
良い事よりも悪い事
勝利した喜びよりも敗北した悲しみ
人が産まれる分娩室よりも人が息を引き取る危篤状態の病室
大きく感情を揺さぶられるのはきっと負の感情だ

私は平凡に生きてきた
有名な子役として生きた過去を持ってはいないし
特別に大人数の家族に所属してもいない
親がいないわけでもなく
ノートを池に捨てられた経験もない
思い当たる不幸はあるが、私以上に辛い人々は星の数ほどいる
だから私は今ある状況に感謝しない時は無い
御先祖様や神様にお願い事をする時は必ず今後"も"幸せに暮らせますようにと願う

くだらない
非常にくだらない
私がこんなに死について生について考えたところで所詮どうにもならない
どうにもならないのにここまで知りたい書きたい、そんな欲求に駆られるのは何故
いくら思考を巡らせたとしても世の真理には1歩たりとも近付けない

醜い私には何が出来るのだろう
くだらない私は今後死ぬまで何をこなせばいいの
私の存在を見つけて心の内を解いてくれる魔法使いはいつ現れるのか
すぐに切れてしまいそうな心の細い糸はいつまで持つのだろうか

先の見えない未来が非常に恐怖で堪らない
苦しさを半減できたのなら
こんなに悩むことなど無かったのか

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