こころ
1人凍える路地裏で
純白の雪が降り積もる
悴(かじか)む指先見つめては
誰が熱をくれるだろう
寒空 変えてくれるのは
ほんの小さな雲雀(ヒバリ)たち
冷たい指先 暖かく
足元見れば芝桜
停滞した苦しみは
私を掴んで離さない
泣き喚く声は雨音で 頬の雫は雨水で
掻き消すように流される
暗がりの中 大空(そら)見れば
貴方の瞳に映り出す
少し欠けた三日月に
優しく背中を押された日
巡り巡る微々たる変化
それは私を強くする
朽ちるまで続く道の果て
何処(どこ)へ向かっているのだろう
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