私
信じられないくらい苦しい思いだったけど今は少しだけ解放されたみたいだ。今が生涯で一番の底辺だと思ってた時期から少し逃げられて現在に至る。心の中がずっと監獄の中にいるみたいで全てから離れたかった。もう無理だと思った。始まったばかりの人生なのに、もう未来に失望して過去を恨んで、なんでなんでって誰かに問い続けた。どんなに聞いても考えても誰も答えなんて教えてくれないのに。私だけがこの泥沼に足突っ込んで、もがき続ける世界。笑っていても、どこかに必ず不安があって1人になると思い出す。いつも世の中が霞んで見えて今日はマシかな、でも昨日はキツかったなって、思いながら毎日毎日過ごしてた。耳の中で流れる音楽だけが唯一の救いで、友達もクラスメイトも皆、私とは違うって思ってた。今でもそう、皆と同じような幸せを私だけが辿れなくて、どう頑張っても皆とはスタート地点が違いすぎた。他人が思う幸せの基準と私の幸せの基準は全くの別物。皆が不幸だと思うことでさえ、私には幸福に感じた。恋人と別れたから何、友達と喧嘩したから何。そんな事で涙が流せる皆が羨ましかった。そんな人達に私の悩みを明かしたら、どうなるんだろう。ちっぽけな悩みで泣いてる自分を恥じるのだろうか。私は涙さえ枯れた。どうせ泣いたところで解決しないのだから、泣くだけ無駄だ。ずっとずっと、こんな鬱々とした文章を書き綴った。それでも変わらない。何度もお願いって神様に願ったけれど、いつまでもこのままだった。いつか私の心の中にある大きな悩み、思い、戸惑い、辛さ全てを誰かに打ち明けたい。私の全てを知って包み込んで欲しい。最近はそう思う。昔は絶対にバレたくなかった。他人から見た私はきっと、幸せで大きな悩みなど無さそうな人間だ。いつもニコニコしてて楽な人生しか歩んでなさそうだと思われてる。それで良かった。私の辛さなんて他人に知らせる必要ない。私は幸せでみんなと同じように楽しい時間ばかり。なんなら、そう思われたかった。でも、本心は違うんだと思う。本当は毎日苦しいんだって知って欲しい。長く生きれば生きるほど、私の不安は募るばかりだと分かって欲しい。一人暮らしを始めた今の方が幸せな理由も、どうしてこんなに見栄っ張りになったのかも。教えたい知らせたい分からせたい。どんな幼少期を送ってきたのか、失恋した時に流した涙を返して欲しいと思うくらいの絶望を知ってしまった今の私を。思春期の時に失恋した思いが人生で一番辛いと思っていた。でも、今振り返るとあの時の悲しさなど比べ物にならないくらい大きな壁が私の人生にあった。知らなかった、こんなに私の人生は辛いものだったんだ。最近は、ずっと文字に綴ることを止めていた。なぜなら、悩みの根本である元から離れていたから。少し忘れられていたのに、それなのに、幸せだと思っていると必ず夢を見る。思い出させる夢。お前は幸せじゃないんだと私に嫌という程、知らせてくる。目を覚ますと少し苦しくなってる。忘れてた、私は人とは違うんだった。そう思ってしまう。思い出したくなかったのに、夢が私を狂わせる。いつになったら幸せになれるのって考え続けていた。答えは死ぬまで幸せになれないということだ。私は生まれた瞬間から他人と同じ道を歩めない。こんなことになるなら生まれたくなかった。そう思うけど、生まれたことが間違いだと認めたくない。だから私は、今の私のまま幸せになれる道を見つけたい。私をこんな運命にした神様を許さない、絶対に。私はこんなに苦しいけど幸せになってやる、今までのキツかった過去も全部背負って必ず幸福だと思える時まで生き抜いてやる。そんなふうに心変わりしたの。死にたいと思うのはやめにした、死にたくもないし生きたくもない。でも、ここにいる私のままで幸せになってやる。また、夢が私を襲うかもしれない。どれだけ気持ち悪い悔しさや葛藤が立ちはだかったとしても負けたくない。ただの落ちぶれたメンハラだった思春期は全て捨てる。いつか心から大好きだと思える人に私の奥底の思いを話せる日を願いながら
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