若いのにアニメが見れないというコンプレックスが嫌で仕方なかった日々。
アニメが見れなくなったあの日
アニメが見れなくなったのはツイッターを始めてからでした。
元々私はアニメが好きだったんですよ。
世代的にはケロロ軍曹とかイナズマイレブンとかね。
まあ、はるか昔の幼い時の話ですけど。
でもツイッターの中を見てみるとね、争い事ばーっかりだったんですよ。
「にわかは消えろ」だの、
「ファンの態度がどうこう」だの。
とにかく何かにつけてイチャモンつけてる感じで凄い嫌だったんです。
その時に私は思いましたね。
アニメってこういう人たちが見るものなんだって。
私みたいな軽い気持ちで楽しんでる人はいずれ除け者にされるんだなって。
その時から私はアニメ視聴から距離を置いて、
約6~7年間、そして現在もアニメを見ていません。
若いからアニメ見るでしょ?という偏見の辛さ
私は基本的にツイッターが大好きなので、
よく仕入れる情報源もツイッターであることが多かったです。
でもやっぱり大体の方は
アニメに抵抗なくて、若い人でアニメ嫌いな人いないでしょ。という意見で溢れていました。
酷い偏見だなって思いました。
私はアニメを見ることが嫌いになって6~7年経つ人間なのに。
学校でも、社会人になって職場に出てもアニメを見ている人は一定数いて、私は若者の仲間入りに失敗してしまったような、そんな気持ちになっていました。
転機の訪れ
それから数年しまして、私は思い切って、
LINEのオープンチャットでとあるアニメを専門としたグループに所属させてもらいました。
そこで私思いきってカミングアウトしてみたんです。
「そのアニメの曲は好きだけど、アニメの内容自体はどうしても上記の理由で見れなくて、ファンとしては正しくないです。それでも良ければこのグループに居させて下さい。」
という意味の旨を。
きっと凄く怒られるだろうと覚悟していました。でも現実は違いました。
意外にも、「楽しみ方は人それぞれだし…」「曲だけでも良いよね」という意見をくれたのです。
なんだか拍子抜けしてしまいました。
6~7年の間にオタクの常識が変わったのか?とさえ思いました。
呪縛から解放されたあの日
ツイッターで活発に活動していた当初は、オタクはキレやすくて、すぐに迫害してくるイメージだったのですが、その真逆の現象が起きたのは私にとって大きな学びであり、発見でした。
きっと私が目にしたあの現実はもしかしたらほんの一部の悪い人たちで、実は他からも嫌われている人たちだったんじゃないかと思います。
しかしだからといって、私のアニメ嫌いはまだ克服できていません。いえ、これからもきっと克服することは難しいでしょうし、克服できたとしても果てしなく長い時間がかかるであろうと思われます。だって、アニメを見る度にあの日のトラウマを思い出すのですから、もはや病気です。そう簡単には治りません。
私はもしかしたら生涯アニメをもう見ることはないのかもしれないし、触れることさえ無くなってしまうのかもしれません。
でも、今の私にとって「アニメを見なくてもいい」かつ「受け入れてもらえている」という実感は、非常に嬉しく思います。
これからもきっとあのオープンチャットで多くの学びを得ることでしょう。
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