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高校一年生 フルートとともに 音楽のピースが埋まっていく瞬間

あらためて書いてみると、言いにくいかも。
フルートとともに、って、タンギングの練習かい!
失礼しました、”と”ってアタックしませんね(^0^;)

お断り。文中に出てくる名前は仮名(?)です。それと、記憶の曖昧な部分はAIが補正してるかも(^^;)しれませんが、そんなもんかなと温かい目で見て頂けると幸いです。
では、つづき、行きましょう\(^_^)/


私の頭の中に音楽のピースがハマっていく瞬間

私がY高に進学し、吹奏楽部に入部したのはまさに、この先輩方に出会うためのものだったに違いありません。というか、そうでないはずがない!

って、くらいのディープインパクトを与えてくれた二人の先輩について書き記させてもらいたいと思います。
お二人とは3歳しか違いませんでしたが、
その頃の3年って大きな違いを感じる年頃なんですね。

お二人に共通するKeywordは、”東京藝術大学”です。
お一人目は、

苦労人のTrp S木先輩

S木先輩は、そのとき浪人中でした。
そして、私が高校生だった3年間も。
藝大受験のために。
そして、5回目にして悲願を成就されました。

S木先輩は、浪人中ご自身の練習のために高校にきて練習されていました。
もちろん、音楽科「T井先生」の許可を得た上で。

楽器は「Bach」バッハじゃなくて、バックなのね。そんなことも知らない私。
教則本は、、、何だっけ(^^ゞ金管楽器のバイブルみたいなやつ。あ、”アーバン”だ。いつもやってらっしゃいました。

教則本を見せてもらってビックリ。
「リップスラー」?
マウスピースだけでいろんな高さの音が出るの?
「半音階」?
その頃の私の中の常識では、金管楽器でそんな細かいことが出来るということが考えられなかったんですよね。

私も金管楽器奏者の端くれとして、トロンボーンを1年ちょっと吹いてたけど、そんな言葉に出会いませんでしたから(^^ゞ

S木先輩は楽曲の練習もされてました。
って、そりゃそうなんだけど、
Trpがソロ楽器として曲を吹くことが出来るなんてスゴい!
と思ってた。

Trpで出来ることの認識が違いすぎる。

その頃の私の”インサイドヘッド”は大忙し。
音楽の常識の書き換えが大変大変!

私はS木先輩から音楽の基礎を沢山与えてもらいました。
S木先輩から伝わる音楽を感じているだけで、音楽の素地が身についてくるのではないかと感じていました。

じっくりと私の音楽畑を耕して下さったのがS木先輩だとすると、
いきなり雷が直撃したかのようなショックを与えられたのが、
もうお一人の”W田先輩”でした。

きらぼしのようなTrb W田先輩

”W田先輩”とのファーストコンタクトは本当に強烈でした。
50年経った今でも、そのときのことが思い出せるくらいですよ。

”W田先輩”は東京藝術大学のTrb科の一年生。
私がY高に入学するのとときを同じくして、東京藝術大学に入学されたのでした。

先だって書きましたが、Y高の文化祭で校内の発表があります。
そのときに、ピアノ伴奏でトロンボーンのソロを吹くことになっていたのです。

(?_?)ピアノ伴奏で、トロンボーンで曲を吹く?
私だってトロンボーン吹いてたんですけど。そんなこと出来るんですか?
くらいの感覚でしたね。本音をいうと。

とある、土曜日の午後。多分(^^ゞ
音楽室にいらしたW田先輩。
おもむろに、ウィットナーのメトロノームを動かしてウォーミングアップを始めました。
7ポジションから、pp で。

つづく

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