見出し画像

賞味期限もほどほどに

数年前のことですが賞味期限の改ざんがされていたということで、三輪そうめんの老舗がニュースで取り上げられてました。表示義務を怠る、あるいは改ざんすることは許されないですが、そうめんの賞味期限といってもそんなに神経質になりすぎるのもどうかと思うのです。

この賞味期限の表示義務が課せられてから、改ざんということが目だって起るようになってきたように思います。ずっと以前は、こんな賞味期限やかつては「消費期限」といっていた時期もあったように思うのですが、表示が厳格に規制されていなかった頃、みんなさほど気にしていなかったのではないでしょうか? 店頭で販売されているというそのことがすでに店と顧客との信頼関係のある証左でもあったはずです。いまやそういった信頼関係を築ける商店街も多くは淘汰され、ほとんどが大手スーパーマーケットでの購入を余儀なくされるようになりました。

そしていつのころからか消費者の側も、この表示の期限を異常なまでに気にするようになったのです。スーパーの陳列棚で、綺麗に並べてある商品を崩してまで奥のほうから賞味期限の表示のより新しいものを取り出そうとしている輩を見かけるのですが、その浅ましい行動に見ているこちらの気分が悪くなってきます。一日や二日期限が異なったところで一体どうだというのでしょう。

期限表示義務を厳しくし過ぎるから偽装や改ざんが発生するのです。もちろん改ざんした行為は違法であります、許されはしません。しかし、ものはそうめんです。そうめんといえば、少しぐらい古いほうが珍重されるのではないですか。

いや、これも程度問題であってむやみに古ければよいというものでもないらしいですね。またその保存状態も重要であるらしく、一般家庭でただたんに永年置いておいただけのものは、けしてよくないそうです。然るべき製造工場などの倉庫で、湿度と温度管理をして保存されたものでないとダメらしいです。
そうめん、奥深し…

そうめん

ーーーーーーーーーーーーーー

画像は本文とは関係ありません

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?