考える必要のない (2024.06.01)

折りたたみ傘を買い替えようかと迷っている。壊れた訳ではないのだが、強風ですぐにひっくり返るのと、使った後にちゃんと干さずにカビの染みがついてしまった。

久々にロフトに行ったら、折りたたみ傘だけでもいくつもの棚が展開されていて、シンプルなものから可愛い柄のものまで、全て吟味するには時間がかかる。老若男女、様々な傘を広げては閉じるを繰り返している。今使っているものよりかなりコンパクトに畳めるものがあって、その中でどの色がいいかなと見始めた。この淡い緑は好きだけど、またカビ生えたら目立つよな。色々見たけれど、結局決めずにいつかに持ち越しとなった。ちょっと高かったし、少し離れたところにある東急ハンズの品揃えも見たいしな。

多分、「より良いもの」を追求するより、この手のものは安すぎずかつ高すぎないものをパッと選んだ方がいいんだろうなと、思ってはいる。折りたたみ傘で悩む時間が勿体無いというか、実際手に入れたらそれが「最善の選択」になるのだと思う。買ったらもう傘コーナーなんて見ないから。まぁどうしても他のが欲しくなったら、そのときは買えばいいし。

店内をぐるっとしてから帰ろうとして、手帳コーナーに遭遇した。ほんの少し前まで、一番広いブースを設けられていて、大勢の人で賑わっていたはずの手帳の辺りには、今は誰もいない。

家に食べるものがないと気づいて、帰りにコンビニに寄った。とりあえず、明日の朝食にするパン、あと今日ほとんど野菜を口にしていないことに気づいて、気持ちだけのスムージー。
いつも通り会計して、「ありがとうございました」と渡されたレシートを、「ありがとうございます」と言いながら、すぐに不要レシート入れに捨てる。生まれた紙、秒で廃棄される文字。何だかそれに少し気持ち悪い気がしたけど、いらないものを持ち帰るのもな。
こんなの、深く考える必要なんてない。その方がきっと、生きやすい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?