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生きる期限を半年ごとに延長する

今日は乳がんの術後1年6か月の検査で、エコー、CTスキャン、血液検査を行った。

結論から言うと、画像診断ではとくに悪性の所見は見られないとのこと。

ただ、甲状腺に腫瘍?嚢胞?が認められるので、念のため針生検をしましょうということになり、生まれて初めて首に針を刺すという体験をした。

「もし悪性だった場合はどうなるんですか?」と先生に聞くと、「その場合は転移ではなく別の甲状腺がんということになり手術ですね」と言われて一瞬ぎょっとする。が、まあそうなったらそうなったで、そのとき考えるしかない。

首に異物が入るというのは恐怖感がすごくて、痛み以上に本能的な恐怖を感じた。

血液検査や針生検の結果は来週以降なのでまだ安心はできないけれど、それでも今日はなんとか生きる期限が延長されたなあという気がしている。

乳がんはタイプがいろいろあって、私のタイプは術後2~3年の再発率が高いと言われているので、半年ごとの経過観察が近づいてくると気が重くなる。再発や遠隔転移を告げられると、もう一段真剣に人生の終わり方を考えなくてはと思うからだ。

だから検査が近づいてくると、目の前のことがあまり手につかなかったりする。

だったらもう検査を受けるのを一切やめてみようかとも思ったが、心配性なのでそれはきっと無理だ。自分なりにうまく波乗りをしていくしかない。

ひとまず今から半年はまた、再発のことをあまり気にせずに暮らせる。

そうやって半年ずつ、人生に区切りをつけながら生きるなかで、日々の生活を大切にしていけたらと思う。

検査結果を聞いて少し安心した分力が抜けて、さらに最近の熱さが追い打ちをかけて、夕方帰宅しても何もする気が起きない。いろいろたまっていることは明日以降にして今日は早めに寝ようと思う。

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