ケセランパサラン

ある日市役所に用があって（私でなく）
時間がかかりそうだったので
ロビーで仕事のメールを打っていたんですね

いきなりコーヒーを手にしたおじさんが目の前に
座って
「お⁈」
と思っていたのも束の間に

「ケセランパサランって知ってる？」
農耕民族の日本人なら誰もが言うであろう
あのセリフを言わずにいきなりそれ⁈

まず
「今日は天気がいいね」
です日本人は

面白いなぁと思って手にしていた携帯を置いて
話を聞く

「知ってます」
ケセランパサラン…聞いた事がある
（のちに私の記憶は化粧品メーカーだと判明しました）

おじさんは熱心に説明をしてくれて
テレビの画面に映ったガガイモの種
つまりそれがケセランパサランだと言う写真を
私に見せながら小袋に入ったケセランパサランの
実物を取り出す

ガガイモの種が入っている袋果を散歩中に発見して
ケセランパサランだ！
となったそう

テレビの画面を写真に撮り
その記憶が頭に残っていた事により
発見アンド確認が出来たわけですね

おじさんは凝り性らしくその後図書館に
何度も足を運びケセランパサランについて
調べたそうで

そんなに言うなら
「これがどのくらい貴重なものかを説明して下さい」
この時が1番私の熱量はあったと思います…

「それは携帯で調べれば分かるから！」

え…
おじさん！
そこはオンライン活用なのね！