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【お笑いオタクだった事を思い出した】

先日「かまいたちの知らんけど」に出演させて頂きました。

僕はかまいたち濱家さんが一期上の先輩なんですがかれこれ16年来のお付き合いをして頂いてます。

「濱家さんが若手時代のエピソードを話して欲しい」というディレクターさんからの依頼で呼んで頂きました。

僕は芸人を辞めて5年ほど経ちますが、年に1.2回はTV出演させて頂いております。

そのほとんどが「元芸人で経営者になった」という経歴の珍しさでの密着取材のような出演でしたが、今回はエピソードトークをするというガチの芸人のお仕事です。

収録当日MBSに向かうと懐かしいメンバーが楽屋にいてました。

芸人時代はまいえさんと一緒に遊んでいた僕の同期や後輩芸人たちです。

5年ぶりに「芸人の日常」に触れれたのですべてが懐かしくてたまりませんでした。

楽屋に置いてある台本。
本番前に芸人同士でする雑談。
緊張して本番前に何回も行くトイレ。
テレビ局の方とすれ違うと緊張する感じ。
本番前にトークを芸人同士試し合う感じ。


いざ本番になると「面白い」はもちろんずっと「感動」してました。

というのは僕は「お笑いオタク」だからです。

サッカー好きな方がサッカーを見て楽しむというよりプレイヤーの技術の高さに「感動」する感じ。

料理に精通された方が「美味しさ」はもちろん料理人の方の技術に「感動」する感じ。


「好き」の一歩先の「技術の高さに感心しすぎてもはや笑えない」の領域です。


相方を目立たせる為にツッコミ側の芸人さんが話しに割って入って「うちの相方もエピソードあるんです。」ってトークを振る感じ。

テーマが細分化されていって「説教」というテーマになったらみんなが乗っかってそのテーマの話しをぶつけてくる感じ。

そんなにウケなかったトークでも、受け手が補足のエピソードを追加する事でフォローする感じ。

一個一個のエピソードや技術を一回一回止めて解説しながらお酒が飲める。


その中でも一箇所痺れるくらい感動したトークがあって思わず小声で「すげーな。」とつぶやいてしまいました。

かまいたちの山内さんの暴露エピソードに対する返しのエピソード。

ずっと下を向きながらフリのトークを喋って、オチのところだけ目線をバチって上げて決めるテクニック。

痺れたー。


本当はこういう技術的な目線を語るのはサブいのだろうけどもう素人なのでお許しください。

やっぱり芸人さんのスキルは一朝一夕で身につけれるものではなく、何年も何年も努力し続けて身につけた職人芸なんだなっていうのを再確認しました。

そしてこういった世界に12年もいれた自分を誇りに思いました。

僕はこの芸人さんのスキルをビジネスの領域に活かして行きたいと思います。

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