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縁の順番[皇の時代]


これまでの祖の時代はだれもが先祖からの影響を強く受けていました。

本日は皇の時代の縁に関するお話です。


祖の時代の縁の強い順、大事となっていた順はある程度想像できるかと思います。

祖の時代の大事な縁の順番


1.親 
2.兄弟 
3.親戚 
4.子ども 
5.夫婦(自分) 
6.友人 
7.無縁


祖の時代は自分より、子どもより、夫、妻よりも大切だったのが親でした。

自分の意見よりも親の言うことを聞く。親の面倒をみる、親を大切にする。

親孝行というのも祖の時代を象徴するような言葉。成人した者として大切なことのひとつでもありました。

そのすべては先祖の縁というものが強く、血の繋がりは非常に意味のあることであったのだと思います。

そのような理由から、兄弟も2番目と、かなり強い縁となっていたようです。

ちなみに自分という存在は5番目の夫婦と同じ位置にあり、いかに自分というものを大切にできなかった時代であったことがわかります。

皇の時代の大事な縁の順番


では一方で、これから訪れる皇の時代の縁の順はどうなるかというと、ご覧の通りになります。

1.自分(パートナー) 
2.友人 
3.子ども 
4.無縁
5.親 
6.親戚 
7.兄弟

なによりも一番大切になってくるのが自分です。
どんなに強い縁で結ばれた相手と一緒になろうとも、まずは自分との関係を大切にすることが基本となります。

結婚から綸婚(かんこん)へ

面白いのが、祖の時代では5番目の夫婦のところに付け加えるように(自分)と書かれていますが、
皇の時代は夫婦ではなく、自分(パートナー)と表現されているところです。

皇の時代は結婚という言葉も変わっていきます。
小山内洋子氏の著書「大転換期の後 皇の時代」の中では、綸婚(かんこん)という文字になると書かれています。

侖とは、ルールを意味し、糸へんは結び付くという意味となります。

したがって、本来の宇宙のルールにより結ばれる相手ということ。

綸婚は夫婦ではなく、人生のパートナーとなる関係性になります。

つまり、必ずしも男女である必要がない上に、極端な話、動物と人間でも良い。


お互いに気が合い、人生が豊かになるような学びを行なう関係であるならば、どんな組み合わせでも良いのです。

近年、夫婦別姓は度々話題になるもののひとつです。

わたしの個人的な意見としては現時点では断固反対ですが、その理由は今回関係ないので省きます。

このように皇の時代の観点からみると、夫婦別姓問題も必要があって出てくるのではないかと感じています。

皇の時代の綸婚は形にとらわれないものとなり、自立した者同士、一緒に住むのもよし、別々に暮らすのもよし、となります。

その理由はお互いの絶対的自由を奪わないため。

絶対的自由

また、子どもとの縁も決して薄くはありませんが、友人の方が上になります。

皇の時代の親と子の関係を想像するに、成人するまでは親が生活面でも子どもの世話をする必要がありますが、

子どもが成人したら自ら家を出て、もう二度と帰らない。
そのくらいの潔さが皇の時代の自立に繋がっていくようです。

冷たいように感じますが、それを受け入れ見守るのが本当の愛。

子どもだけでなく、自分以外のすべての他人との関係に関わってくるルールのひとつに絶対的自由があります。

相手から頼まれない限り、他人が手助けをすること、説教や助言をすることは皇のルールである絶対的自由、自立を妨げる行為となり、ルール違反です。

子どもであっても他人。

子どもが家を出て親に寄り付かなくなったら子育ては成功したと受け止め喜ぶべきです。

親離れや子離れというのが課題となる方々も多いのではないかと感じます。

無縁の方々

4番目の無縁について、解釈が様々かもしれませんが、これまでの祖の時代ではなかなか出会う縁ではなかった人たちのこと、と捉えています。

例えば、現在はネットを通じてあらゆる地域の方々と繋がることが可能となりました。

とくにわたしはワイオ仲間とは、ほぼネットの出会いですが、その中には前世を共に過ごしていた仲だった人が何人もいたことがわかりました。

ちなみにこれは無縁に値するのか考えている最中なのですが、

以前、上志満先生のサニワで、ある小説家の方とわたしがほんの数年ではありましたが、過去世で夫婦関係にあったことがわかりました。

わたしはその方をまったく知りませんでした。
言われてから顔と名前を見ても正直なにも感じませんでした。

しかし、後日その方の経歴を読んだら、驚くことに、わたしが数年前に10年ほど住んでいた地、それも目と鼻の先ほどの距離に、その方も長年住んでおられたことがわかり、ちょっとした衝撃を受けたのでした。

このように、今世では縁のない方々というのも、無縁の中に入るのかもしれません。


皇の時代は自分との関係を一番大切に、そして自分以外の人とは絶対的自由を尊重した上で付き合うこと。

これが皇の時代が大人の時代と言われる所以であると感じます。

親との関係に悩んでおられる方、夫婦や子どもとの関係に悩んでおられる方の気持ちが少しでも樂になればと思います。

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