鬱に苦しむわたしへ
今日もベッドで溶けたような生活をしていた。エネルギーが枯渇したのか、絶賛うつ状態。いつもなら美味しいはずのご飯もいまいち美味しくないし、スマホを見ててもなにも面白くない。ただ刻一刻と時計の針が進むのを見ることしかできない。ずっと横になっているからか、身体が痛くなってきた。あぁ、もう死にたい。死にたい死にたい。と呪詛のように唱え続けて、泣きながらごはんを流し込んでいた。そんなときにふと、「あれなんでわたし死にたくなってるんだろう?」と思った。死にたくなるようなつらい出来事なんて何もない。昨日なんか友だちと会って楽しい1日を過ごしたはず。あれ、なんで。
もちろんそこに理由なんてなくて、鬱だからとしか言いようがない。待って、え、おかしくない?鬱になりたくてなったわけでもないのになんで死にたいほど苦しい思いしてんの?わたし普通に生きてただけなのに?そう思ったら、沸々と怒りが湧いてきた。わたしが死にたいんじゃない、死にたいなんて1ミリも思ってない。実際に鬱じゃないときは生きててよかったって何度も思ったし、これからだってそう思うはず。こんな仕打ち、理不尽にも程がある。わたしに死にたいと思わせてる鬱のほうが死んでくたばれ。ふざけんな。
一般的に死にたいから鬱、と思いがちだけど、わたしを死にたいと思わせているのは鬱の方だからね、という話。これはわたしにとっての話で一般化できるものではないのかもしれないけれど。死にたいと思っているのはその人自身じゃなくて鬱の幻影だということは知っておいてほしい。
わたしを死にたいと思わせているのは鬱のほう。
ただの幻影。
普通に生きているだけなのに突然落ち込まなきゃいけない理由なんてない。
だから悩まなくていいし苦しまなくていい。
そしてもっと怒っていい。
姿形もないわたしを呪う鬱、死んでくたばりな。
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