自他無関心の病

どうも。よわのあきです。
僕はいつも「よし。なにかアレソレについて書いてやろう」と思って文章を書くタイプではないので、ふと「ああそういえばこんなふうに思っているな」ということを衝動的に書くことがほとんどである。実際に紙に書いていたら、まず間違いなく殴り書きになるような内容なんだけれど、まあ今のところ改善しようとは思っていない。そもそも悪いことだとも考えていない。

さて突然だけれど、仮に僕の生きる世界に「他人を殺すことが罪である」という規定がなかったのなら、僕は他人を殺していると思う。何か明確な理由があってそうしているだとか、「俺は他人なんて簡単に殺せるんだぜ」というようなくだらない自己顕示欲を振り翳している連中とも違う。ただ漠然とそうしているんだろうなと思っている。
僕は自分のことを客観視することにはそれなりに自信を持っている。別の言い方をすれば、自分の考えを含む自分自身のことを主観的に見ることが下手だということだ。根っこの部分で、僕は自分にも他人にも興味や関心がないのだろう。俯瞰してみれば、「ああこれはこちらに害意を持って接しているんだな」とわかるような状況でも、俯瞰した視点で終わってしまう。

生活していて、簡単な言葉を使うならば「つまらないな」といった状況にあるんだろうと思う。側からみれば、「それはお前がつまらないからだ」と言われても仕方がないんだろう。
物語などの何か作られたものに関心がないわけではない。けれど、それも一過性のものにすぎない。持続しないまま、すぐに過ぎ去っていってしまう。
いつか心から笑えるような何かに会えるだろうか、会ってみたいと思うと同時に、そんなことは微塵も思っていないだろう、と囁く声がある。

この、自分を含む他者にたいして心が動かない持病の存在にすら、まあそういうものだろうというような考えがある。とりたててどうしてやろうということは思えていない。
何か、ふとしたタイミングで治るときがあったら、気付かないままに幸せを感じているのかもしれない。

そんなことをふと思ったため、書き残しておくことにした。
ではまた、次の自分へ。

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