緑の看取り

水星逆行期間の最後数時間に、思い出されてきた昔書いたもの、その2。2011年2月19日記。元のタイトルは「緑の見取り図」。でも今みたら「見取り図」より「看取り」、だったな、と思った。。

あかい、あかり
つめたい、つめあと
ここにない、こころ
ひとつもない、ひとかげ
まわりまわる、真綿
いきできない、いきれない
いきできない、いきれない

なつかしい、なつのひ
せみのなく、セミサークル
てんじょうのした、てんになって
ただそこにいただけ
てんくうのした、てんになって
ただいきものだっただけ

空白を食う
YES
森の守びとの
NO
不均衡に、布巾をかけて
付近を駆け抜ける
わたしの綿菓子
走りながら、端をつまんで
投げては、嘆いて
投げては、嘆いて
「9台目の救急車も
入れなかった、排除された」

涙から、波ができて
海から、膿が出る

赤い垢
黒い苦労
浄化するJoker
風流なFool
カードのかどにある
印を知る
四角い視界の
端にある橋

灰の背後
横切る陽光

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