新聞白旗4号：Leave me behind

なんだか、うまく息ができない感じが続いてる。でも今日はとてもしずかで、少しやすらいでいられる感じのある夕暮れどき。

今すごく、きれいなものが見たいって衝動が強い。なにかが圧倒的に足りてない。。。

陰謀論とか、いろんな情報に、疲れているのかな。もしくはさまざまなきついニュースに。。

ひとそれぞれ、いろんなものを信じたり考えたりする自由があるのは重々承知していて、けど自分はそもそもすぐキャパオーバーになるから、あんまりたくさんの異なる「世界観」に身をさらすと、くたびれ果ててしまうもよう。

それでひとりでうづくまっていたくなり。。。そんな自分をだめだめ人間だと思い。。。etc.etc.で、ぐるぐる。

ついていけない世界には、置いていかれよう。

そしたら寂しくなるのかな？ 寂しいのはいやだな。それでも。。もしかすると。

朝目覚めて、鳥の声が少し聞こえたり。じっと座っていたら小鳥の羽ばたき音が聞こえたり。ということがあったら、たぶん、寂しくないのだな。

海が光ってて、太陽があたたかかったら、たぶん、寂しくない。

＊＊＊

心血を注いで完成させたプロジェクトが今２つあって、どちらも完成しているのに、完成したところで止まっていて、誰のもとにも届いていない。本と、映画。

切ないな。自分は「つくる」方面ではがんばることができるのに、「人に届くようにする」方面は、手も足も出ない。

届ける方面についてあれこれ考え始めると、身体がずん、と重くなる。。。

でも届いてないっていう事実も切ないから、届いてほしいと思っているのに。それなのに。身体が動いてくれない。

すぱんとあきらめて、いつかだれかが、地面を掘ってて土器のカケラを見つけるみたいに、この本やこの映画のことを見つけてくれたら、それでいいって、腹をくくってしまいたい。

もう手を放したい

次へ向かいたい

違う潮目がまじりあう場所は豊かだと、先日言ってくれた人がいて。ああそうなんだな、と思ったけど、自分はほんとは今もっと、シンプルに単純に流れていたいみたい。複雑な豊かさよりも。なんかさっぱりと、すっきりと。

なんか、きれいなものを見たい。きれいな音を聞きたい。

心血注いでがんばってきた自分も、もう置いて。身軽になって、流れていけたらなあ。。

マジで白旗上げてるだけの、今号の新聞白旗であります。