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芍薬のお話。

フランスからやってきた芍薬たち

お店で2週間前から徐々に入荷している芍薬のお花たち。英語ではPeony(ピオニー)と呼び、オーストラリアでも大人気のお花の一つです。

私の働くブリスベンでは、早いシーズンで5月下旬からフランス産のものが輸入されてきていました。でも蕾はかなり小さく、咲いたものも小ぶり。

最近になってようやく大きか立派な芍薬が到着し始めています✨色は白、ピンク、バーガンディーがメインで入荷しています。

入荷する時はこのような蕾で入荷します


バーガンディーカラーの芍薬

オーストラリア産の芍薬シーズンはいつ?

現地のお客様からもお問い合わせが多いこの質問。

「ピオニーのシーズンはいったいいつなの?」

私が働くお店で去年は、フランスからの輸入に加え、タスマニア産の芍薬を主に仕入れていました。

タスマニア産の芍薬のシーズンは早いもので10月下旬から12月。そして、お花の一輪一輪がかなりしっかりしている印象です。

お店では、タスマニアのフラワーファームから直接仕入れているので、とても新鮮なお花を取り扱うことができています。

芍薬のお花の蕾は開花するものとしないものがある!?

入荷する時には小さなボールみたいな芍薬。しかし、開花すると想像を超える花びらの枚数が中から顔を出して、とても綺麗です。

芍薬のお花は、気温の変化にかなり敏感で暖かいところだとお花が一気に咲いてしまったりするため、使いたい時にちょうどいい咲き具合で….という調整が少し難しかったりします。

そして、もう一つ。

芍薬によっては、蕾のまま一生を終えていくものもいる…….ようです。私はまだその光景を目の当たりにしたことがないのですが、花も生き物。そういう現象もありますよね。

最近では品種改良も進んでいるので、下処理をしなくとも自然に開花するものが増えてきているそう。

芍薬の開花を助ける方法

そんな開きづらい蕾。開かない原因は、花びらに付いているベトベトした蜜だそう。

この蜜を取り除くことが、開花の手助けになるそうです。どのように取り除くのか….。

① ウエットティッシュなどで、ベタベタした蕾を綺麗にしてあげる。そのご、蕾の根元をやさしく親指と人差し指でほぐす。

② ぬるま湯をいれたコップやバケツに蕾を入れ、洗う。ぬるま湯から出して、蕾の根元の花びらを少し開く。茎を回しながら蕾に向かって強く息を吹く。(風車をまわすみたいに)

日本では、1番のやり方が主流なのかもしれません。

ちなみに、先日、同僚とこの話になった際のお話。その同僚が他の店舗で働いていた時、上司が蕾をテーブルに叩きつけていたとのこと😳

まるで木魚を叩くかのようになのかしら?💦可愛そうに…..。

お花屋さんで芍薬を買う時は…

お花屋さんでどうしても新鮮なお花を手に入れたい!からと固い蕾を選ぶ方もいらっしゃると思います。

でもこの話を聞いて、ちゃんと咲くお花を買いたい!というそこのあなた。

少し花びらが咲き始めているものを選ぶ、店員さんに相談する、のがおすすめです💓

咲き初めの芍薬

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。この記事がどなたかの役に立ちますように✨

Yukina💫


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