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JAL CUPお花のコンテストに出場しました⑤ ー真夜中の制作ー

こんにちは。ブリスベンフローリストのYukinaです。

日本のお花のコンテストJAL CUPのお話とうとう後半!今回は、真夜中の制作についてです。(笑)前回までの記事はこちらから。

大体の土台を完成させて、お世話になった岡山を出発する時が来ました。名古屋入りする前に、実家に立ち寄り祖母の喝でももらおうと思い、静岡へ。岡山で作成した土台は、心配なので私が抱えて新幹線に乗り込み。集めた大切な花材たちは、UNI FLOWERSのスタッフさんが、私の滞在する名古屋のホテルへとクール便で送ってくれることとなりました。本当に何から何までありがたい、、。


作品は、丁寧にプチプチに包んで抱えてました

さあ、いくぞ名古屋!

JALカップの開催は名古屋。名古屋にはコンペティション持ち込みの前日入り。ホテルのチェックインを済ませて、花材が届いているかも確認。

到着した素敵な花材たち

私は、とにかく心配性。なので、少しだけ予備のお花も含めて、花材の調達をしました。自分の中で、明確なイメージが出来上がってきているのに、いざとなってまだこれだ!って決められない、心配性で花材を調達してしまい過ぎてしまうところ、まだまだ初心者。学ぶことが多いです。

今までは、コンペティションがあると車で移動していたし、花材は常に仕入れに行って目で見て確認したものを使用していました。お花の形とか、色、大きさもしっかり確認して、、。

今回のように、WEBで花材をオーダーして仕入れというのも初めてだったし、コンペティションの場にお花を郵送するというのも初めてだったのでとても勉強になりました。そしてやはり日本の配送システムは素晴らしい!丁寧、そして早い!

今回、初めてだらけのことだったけれど、ワールドカップや、他の国でコンペティションをするって想像を絶する大変さなんだなと思います。オーストラリアでも国内の他の州でコンペティション大変そうだもの、、、。

花材の水揚げ作業をしっかり行って、ホテルの室内が素敵な感じに(笑)

ホテルの洗面

この日は、私が働いているお花屋さんのオーナーBartが来ることになっていたので、水揚げ作業後にBartをお迎えに空港へ。その間、私が大切に抱えていたブーケの土台はタオルに寝かせていく、、。ミストをかけて保水してました。

ブーケの土台

ブーケの土台、、今回本当に綺麗な丸を作りたくて意識して作ってました。スチールグラスをこんな綺麗な球体にするの、本当に大変でしたがこうして今見てもうっとり。自己満足だけど、ここまでできてとても嬉しかったです。

ほっと一息。ディナータイム

Bartと合流して、夕方からは私が以前から交流があり、とてもお世話になっている料理人の𡈽方さんのお店 ”𡈽方” へBartと一緒にディナーへ。もし、名古屋に行かれることがあったら、事前に予約して行ってみてください。𡈽方さんのお料理は本当に芸術なんです!

器も全てこだわり抜いてます

話は脱線しますが、去年、お花のワールドカップを見に行った時に感じたことの一つ。結果が上位の選手は、準備から作業まで自分の周りをとても綺麗に保っているということを見つけました。それは、Bartも同じく汚してもすぐに片付けて次の作業へ取り掛かります

そして𡈽方さんのこのお店でも全く同じで𡈽方さんのお仕事の順序だったり、作業、お料理と向き合う姿勢は、私が学ぶべきことだなと思いながらお料理が運ばれてくるのを見ていました。

真夜中の制作

そして、いよいよ、真夜中の制作に入ります。

コンペティションでは2日間、お花が綺麗に保てる状態をキープしなければいけません。他の競技者はきっとアレンジメントでくるから保水は万全だろう、、。私は、ブーケなのでお花の保水に関して心配していました。

なるべくお花が新鮮な状態で審査に入ってほしい!ということもあり、真夜中に制作を開始。

制作場所は、ホテルの中で

ホテルの中で制作するのも初めて!でもワクワクしました!作品作りだけに集中できるのってなんて幸せなことなんでしょう!

集中して制作して、シャワー浴びて就寝。

コンペティション当日の搬入!

当日、、、。やれるだけのことはやったぞ!!ということで作品を会場へ搬入します。


ホテルの台車をお借りしました

ホテルから車までは、ホテルの台車をお借りして運ぶことに。作品を会場へ搬入後、ホテルには戻れそうなかったので、素敵なホテルを泣く泣くチェックアウトしました。

ホテルから会場までは、車で約一時間。豊田市にあるスカイホール豊田が会場です。

私が作品を搬入するときには、会場も準備で忙しそう!こんなに多くの人が動いているんだなぁと、初めてのことだらけで緊張。

作品を設置

会場を一度後にして、ジャパンカップ(フローリストの日本一を決める大会)の会場時間に合わせて再度会場へ戻ります。
JAL CUPは午前中に搬入、午後の開園までの間に審査が行われ、1次選考通過者には印が。

審査の結果は、、?

会場に再度戻って、自分の作品を見に行きました。

結果は、予選落ち。周りの方々の作品を見たら、本当に納得でした。私はまだまだ!でもそんなことを思いながらもやはり悔しかったです。

時間を割いて私に協力してくれた杉本さんはじめスタッフの皆さん、応援してくれた方々、家族、、みんなのためにも結果で報告とお礼をしたかった。結果を残せないのがこんなに悔しいんだと痛感しました。

課題もたくさん見つかったし、学ぶことが多いコンペティションでした。
でも今回作ったブーケ、私は大好き!

皆さん、本当にお疲れ様でした。もっともっと素敵な作品を作っていくぞ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
Yukina💐

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