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血縁って何だろう

2023年1~3月のテレビドラマをいくつか見ていて、やはり私の心にひっかかるテーマがある。

そして、先日たまたまみつけた2013年のドラマ『こうのとりのゆりかご』。

https://www.paravi.jp/watch/17725 
(Paraviで見られます。今も活躍されている俳優さんたちが若くて、時代を感じます。)

実親でない人に育てられることが、いろいろなドラマで扱われることに気がつくのは、それだけ私が意識しているから。改めてドラマの公式サイトを読んでみても、裏テーマとしても特に書かれていないことが多い。それでも、気づいてしまう。

『100万回 言えばよかった』
主人公たちは、実の親と暮らせなかった時期があり、里親家庭で数年間一緒に暮らした経験がある。登場人物たちにとって、まさるさんやその家は心の拠り所になっている。複雑な背景をもつ子どもたちを預かることが私にはできるだろうか、転勤族の我が家が里親家庭になれるだろうかとも思ってしまった。

『星降る夜に』
産婦人科の話を、私がどのくらい直視できるか、試してみたいという気持ちで見始めた。心に軽くふたをしている自覚はありながら、お仕事系恋愛ドラマとして楽しむことはできた。意外だったのは、登場人物のある親子は仲良しだが実は血縁は無く、実母に会いに行く場面が第6話に描かれていたこと。

イチケイのカラス・スペシャル(ネタバレになるかもしれない)にも、離れ離れになった親子が登場する。子どもは施設で育ったようだった。

そもそも、お芝居にでてくる家族役の俳優さんたちには血縁は無いけれど、幸せそうな家族を演じることができている。血縁はあっても、幸せそうな家族を演じる秘訣を知っていても、疎遠な家族もある。

実の親とではなくても、あたたかい家庭で育つことができる子どもが増えますように。

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