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展示会にて自己分析
会社員だった頃、自社製品の展示会スタッフを経験したことがある。その年、その客層に伝えたい商品を選び、どのようにお伝えしようか考えて準備した。当日は、名札を見て客層なのか競合の方なのか判別して、呼び込みをした。だから、本来、展示会は自社製品を買ってくれる人と出会う場所であることはわかっているつもりだ。
専業ではないにしても、農業の現場を知るようになって4年。よく聞いているvoicyでも話題になったので、農業WEEKという一次産業からガーデニングまで扱う展示会に行ってみることにした。ずっと一軒の農家さんといると業界全体のことがわからないので、情報収集のために。
行って感じたのは、農業の様々な課題を解決する商品が紹介されているけれど、値段こそ書いてないとはいえ、農家さんたちは買えるだろうかという課題感だった。アイデア商品がたくさん並んでいたが、無駄を省くジャンルの紹介が目立ち、それらを買えるように収益性を向上させるためのアイデア商品は少なかった。
お世話になっている農園主さんには結果報告をあまりできないなと思ったところで、改めて、何をしに来たのだろうと思ってしまった。
出店者をみてまわると、もともと農業を専業でやってきた人はあまりいなくて、各社の得意分野を農業にも生かせそうだという説明が多かった。
そこで自分に立ち返った。私のどんな得意分野なら、農業に生かせると言えるのだろう。そんなことを考えた1日であった。
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