【ネタバレ】DQ10 バージョン6.0感想

ドラゴンクエスト10 バージョン6.0 天星の英雄達のネタバレがあります!
サブクエストはやっていないので、考えの変更の可能性あり。
つらつらと妄想したことなど。







英雄別クリュトスの試練

100万ゴールドを貯めよ、というクリュトスの試練は、主にキラキラ拾いかレジを選べるようになっていた。各英雄がどちらを選んだのか、という妄想。


キラキラ拾い派
アシュレイ:人と話すのは苦手ではないが、交渉よりはキラキラ拾いの方が簡単と考えたはず。
レオーネ:交渉ごとは出来なくもないが、客が来るの待って対応するよりキラキラ拾いの方が短時間で済むと考えそう。
ラダ・ガート:ちまちましたレジ打ちより体力勝負のキラキラ拾いの方が好みだったはず。
ハクオウ:会話嫌い&採集好き(コウリン育成では率先して根気の要る採集をしていた)

レジ派
リナーシェ:交渉ごとが得意という自負。
フォステイル:洞察力により、また人を見るのが好きなため。

レオーネはどちらの可能性もあると思っている。


英雄達の死亡年齢

英雄達のかりそめの肉体は、天使達が苦労して魂から復活させたものらしい。
多分、この肉体は、英雄達の死亡時の姿をしている。
死亡時でないとしたらよくあるのは「全盛期」だけど、ラダ・ガートは腕が万全ではなかったので全盛期ではない。
ラダ・ガートは他にも、古傷を懐かしむように語っていて、自身の身体に対する違和感はなさそうだった。
魂が覚えている「最新の肉体の状態」=「致命傷を受ける直前」の肉体を再現した、はず。

とすると、英雄達、みんな若くしてなくなった人が多いよね。
長命種もいるかもだから、年齢で数えると長短ありそうだけど、見た目で人間年齢に換算はできそう。
ハクオウなんかは災厄の王に一人で挑んでやられたから若くても納得だけど、三闘士はそれぞれ国を作って治めていたはずなのに、ラダ・ガートほど長くは治世が続かなかったんかな。

アストルティア創世記では、ヴェリーナが初代女王となっている。
リナーシェは、国を治めていたと言っていた(はずだ)けど本人が言うように、その歴史が伝わっていないのか、実質治めてはいたけど女王には就任していないのかな?
陰謀に巻き込まれ、若くして亡くなったのかもしれない。

一番わからないのはフォステイル。
レンドアで空を見上げていたフォステイルは、恐らく過去からやってきた生きているフォステイル。
フォーリオンで出会ったのは亡くなった後の彼。
フォステイルの本人主観では、主人公と現代のアストルティアで出会ってから何十年(何百年?)は経っているだろうに、フォーリオンで再会したとき「やあ久し振り」って軽く言っちゃえる感性よ。
逆の立場なら「懐かしいイイイイ!」ってなりそう。
見た目はずっと変わらないまま亡くなったんかな。そもそも亡くなっているのか、亡くなったフォステイルと、生きているフォステイルの両方がフォーリオンにいるのか……。
バージョン1から今もずっと謎の存在フォステイル。


天使について

態度悪い人が多い。
お互い復活して戦いましょうって同意の上で戦って負けたのはルティアナ自身なんですけど~!? とは思うものの。

この四天の星巡りに漂う陰謀の空気を感じるに、天使たちも信用できない、という中、あからさまな嫌がらせや当てこすってくる天使たちは、信用できる人たちなのではないかと思う。
素直な心情を吐露していると言えるし、味方面して実は裏切り者、というパターンはあっても、態度悪いけど裏切り者、というパターンはない、はず! 裏切るためには信用を得て取り入らなくてはならないから。

大義を理解せず個人的な感情を優先するあたり矮小で、試練の雑さを見るに丁寧でもなさそう。例えば金庫の管理は天使側の責任では!?
あの感じだと、クリュトスの店で売ったアイテムのクレームも、売ったあなたが悪いと言われそう。

また、クリュトスの試練「100万ゴールドから感謝のエネルギーを回収したら合格」、カンティス「確かに~と言った」というように、字面どおりとして進行するあたり、秩序優先で頭の固いいかにも天使、という感じ。
(カンティスは「相手より多くスライムを回収した方が勝ち」と言っていたので厳密に言えば主人公もリナーシェも敗者だと思う。同数=相手を上回ってはいない)

天使の生態はどうなっているのか。
台所を見つけたので食事をするのか! と喜んだ直後に、食べるのは趣味で別に食べなくてもいいとの情報。
・「我らの祖先は」という言い方や子供の天使もいることから生まれて成長する。
・長寿命ながら死ぬこともある。アルビデの死を事故死とあっさり処理したのは、事故死が頻繁にあるということ?
・ユーライザはヘルヴェルをお姉様と呼んでいるが、血縁関係? 髪の色は違うね。


フォーリオンについて

各試練のフィールドはそれぞれの色の膜に覆われている。防御壁、または魔物を逃がさないため(外郭はドルボードが乗れるフィールド扱いながら魔物がいない)。あるいは天候を調整するため? 
魔物がいるのは、試練のために捕まえてきて放したものか、アルウェーン同様箱船的に保護しているのか。
いずれにしても、個体数の確認ではなく今ごろ「釣って確かめる」といった調査をしていることから管理は出来ていない様子=試練のために最近意図的に放ったものではない。放ったとしたら昔の話。
神代の遺構を封印するために今のフォーリオンが作られた(たぶん)のと同様、各試練のフィールドも昔からあったものを使用しているのかもしれない。地上にあった土地を浮かばせたとか? 

一番気になったのは水源。
雨が降る場所もあったけど、地下の泉はどこからどう湧いているのかわからなかった。神代の遺構に向かう外周には滝も流れていた。水は貴重なものではない。


陰謀の方向性の違和感

各試練から神化の儀式までにはいくつかのトラブルがあった。
1(白灰):魂の燭台があったにもかかわらず、何者かに撃ち落とされた。
2 紺碧:合体の解けたスライム達が逃げ出した。
3 黄金:厄魔ポヴァディウスに金庫を盗まれた。
4 深翠:アンノウンスライム混入によるコウリンの暴走
5 泉の汚染
6 アルビデの死
7 悪神の誕生

天使には散々嫌がらせを受けているので、いずれのトラブルも主人公達を妨害しようとする嫌がらせかと思いそうになるけど、これらトラブルは意図的なものか否か、またその狙いはそれぞれ異なっているように思う。

まず一番大きなものは、7の悪神が誕生したこと。
どうやったのか。ぱっと思いついたのはこのあたり。
 a 炉に予め「悪神の素」を仕込んでおいた。
 b 放り込んだ魂の燭台に「悪神の素」があった。
 c 各試練の天使による嫌がらせで英雄達の魂が汚れた。
 d 元々悪神を生み出すための儀式だった。
aならフォステイルか、天使たちの誰かが怪しい。フォステイルは恐らく儀式のために人が集まる前からあの場にいたと思われるので仕込むことは可能だったはず(儀式中に入ってきたら誰か気付く位置にドアがあったので)。
bなら率先して燭台を放り込んだレオーネが怪しい。
cなら天使達が共謀したか、天使でも英雄でもない者の可能性もある。
dなら古文書を記した者またはすり替えた者が怪しい。

については最も確率が低いと思っている。
心に傷を負った英雄達が、多少嫌がらせを受けたくらいでは汚れないだろうし、主人公と同時に受けていない試練では特に嫌がらせを受けていないはずだから。

いずれにせよ、悪神を生み出そうとした意図した者がいる(悪神陰謀者)。

という前提で考えたとき、白灰前の撃ち落とし、コウリンの暴走、合体スライムの逃亡、盗まれた金庫、泉の汚染については、いずれも英雄達+主人公を傷つけるまたは失格にする方向のトラブルとなっていて、おかしい(金庫は、ポバティウスに主人公らを倒させようとした)。
悪神陰謀者は多くの悪神を生み出したいはずで、失格者が増えるのは望ましい方向ではない。
考えられる方向はふたつ。主人公の魂の燭台が混ざることで悪神化は起こらないから失格にしたかったか、悪神陰謀者と各試練の首謀者が別か。
例えば泉が汚染されたトラブルについては、アシュレイが直前で回避したように、大した影響が出るとは思えない。大した実効性もないのに行われたこれらのトラブルは、悪神陰謀者と、悪神化以外のトラブルの首謀者が別だとすれば、「この儀式は怪しいから警戒しろ」という警告の意味を持つ。だって、直前にトラブルが起こりまくったら大抵は「神化の儀式も止めた方がいいかな?」って思うよね? 悪神陰謀者からすれば、直前のトラブルなんて起こらず警戒もされず、さっさと神化の儀式を進めた方がいいはず。



神化の儀式の詳細がわからないので決定打はない。
例えば魂の燭台を全員分一度に投げ込む必要があったのかが疑問。炎が混ざってしまうけど、英雄の資質や個性など、魂の一部が混ざり合って弊害が起きないのだろうか? ある程度の人数を集めないと儀式に必要な炎の大きさにならないとか?
目の前で原因不明の悪神化が起こっているのに「生者だから主人公は大丈夫じゃない?」との意見は「あり得ないでしょ」と思うけれどももしかしたら、生者は影響を受けにくい仕組みの儀式なのかもしれない(だとしたら主人公は神になれない可能性があるってことだけど)。

怪しい人が多すぎるので、悪神陰謀者とは別の「この儀式は怪しいから警戒しろ」という忠告者がいる、という説が今のところ有力かなぁ。
悪神陰謀者と各トラブルの首謀者が同じであれ別であれ確実なのは、試練や儀式の内容に詳しい者なこと。

・合体スライムの逃亡は、陰謀者の意図したものではなくカンティスの不手際だと思う。
・ポバティウスは意図的に連れてこられたと思う。
・泉の汚染においては、背景に羽根を持つ何者かの影があった。少なくともフォステイルの人影ではない。



ユーライザの罪とは、フォステイルの笑みの意味とは、なぜ悪神化したのかなどなど謎はいくらでもある! 次回以降もとても楽しみ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?