「忘れよ」の代償
今回はハリーポッターシリーズより、
「オブリビエイト(Obliviate)」の呪文について書きます。
「オブリビエイト(Obliviate)」とは
「忘れよ」の意味を持つ呪文になります。
ラテン語のOblivio(忘却)が由来と言われています。
作品の中では「死の秘宝」でハーマイオニーが両親に向けて自分の記憶を消すためにこの呪文を使っています。
私は一度だけこの呪文を使ったことがあります。
けれども実際に「オブリビエイト」と唱えたわけではなく、
「他者に対して私のことを綺麗さっぱり忘れてほしいと強く願った」ということです。
やっぱり他者は変えられない
ただ、この世の基本原則として、他者は変えられないのです。
いくら相手に「忘れよ」と願ったところで、
これは前回お話しした呪いになります。
裏を返せば、四六時中「忘れよ」と相手のことが頭から離れていないのはこの呪文を使っている本人です。
飛ばした呪文は自分に返ってくる
そしてこうして自分都合で相手に飛ばした呪文(思い)は、必ず自分に返ってきます。
呪詛返しです。
相手にとって私を忘れた方が幸せになる
相手にとって私がいない世界の方がきっと幸せだ
それは、呪文を飛ばした人のエゴまみれの思考です。
相手にとってはただの重い想念です。
それを受けた相手もしんどいですし、
何より飛ばした本人が報いを受けます。
「忘れて」が自分に返ってくるわけですから、
自分にとって大切なことが頭から抜け落ちます。
呪詛返しを解く方法
忘れたものを取り戻すことは容易ではありません。
色々なステップを踏まなければ取り戻せません。
相手への執着を外す
「〇〇さん、私のことをどうか忘れてください」と願っている時点で、相手へ執着している状態です。
本来あなた自身が忘れ去ることで事足りることなのです。
それを相手にお願いしている時点で間違ったベクトルが向けられています。
あなたが自分のことを忘れてほしいと願っている相手のことが、頭に浮かばなくなったら執着が完全に外れている状態です。
呪文などかけずとも、自分で解決できることなのです。
執着を外す方法はまた別で書きたいと思います。
もう2度と呪文を使わないと誓う
呪文を使ってしまった痛みというのは本人にしか分かりません。
それをが経験できたのも、あなたの人生の糧になったはずです。
失敗は今後の人生に生かすものです。
使ってしまったことをいつまでも悔やまず、もう2度と使わないこと、他者を動かそうとするマインドから抜け出す宣誓をしましょう。
私自身、この生き方が定着してきた時に、
「あれ?何か重要なことを忘れているかもしれない。なんで忘れてしまった?」ということを思い出しました。
漫画のような話ですが本当です。
ですからこの記事が書けています。
私が忘れてしまっていたこと
私がこの呪文を使った相手は、スピリチュアル界隈で偽ツインレイと呼ばれる方でした。
私がこの方とできるお役目は終了したことに気付きご縁を切る時、「私のことはどうか忘れて私のいない世界で幸せになってください」と強く強く願いました。
それが綺麗に自分に返ってくるということは、
私自身が本当に大切な人・手放してはいけない人の重要な記憶が抜け落ちたのです。
この記憶は今世の人生の記憶や思い出ではなく魂の記憶です。
その人との過去世からの絆や、今世のためにしてきた過去世からの約束、魂の契約ごとなど…
私と相手の魂の記憶媒体がその部分だけ壊れるという感覚です。
忘れていたことは思い出しましたが、その記憶媒体はまだ完全に復旧されていません。
今世の人生が終わる時までに完全に思い出せるかも分かりませんが、誠心誠意向き合っていきたいと思います。
注意事項
私は「忘れよ」の呪文しか使ったことがないため、他の呪文がどのような返しを受けるかは分かりません。
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