誠実

ないと生きていけないという強すぎる恐怖は、愛を押さえつけて、健康を害してきた。
「こんなに捧げているのに無理なんて」と、涙を流し、また懸命に身体を動かした。
本当は何もないことの方が、真実で正しかった。
本当は生きる力を信じれる気持ち以外、何にもないことが一番正しかった。
自分が世界のどこにいても、どんな場所にいようとも、必死で咲かせようとしなくても咲く花があった。