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HARUTO from TOZ(前田晴翔)について語るnote

 こんにちは。今日はみなさんにHARUTO (from TOZ)のお話をしたいと思います。実のところ今年に入ってから私のnoteは半分くらいはハルトのお話をしているので今更の宣言ですが、ハルトのことを知らない人向けにこの記事を書いているので改めて言葉にしてみました。

 HARUTO、本名前田晴翔。日本人。2004年生まれ。先月27日に韓国の芸能事務所YY enterteinmentから日本(?)デビューした4人組ボーイズグループTOZのメンバーです。そう、つまり生まれたてほやほやのアイドル。なお本人はHARTを名乗っていますが事務所からやめろと言われているそうです。

 見ての通り世紀の美少年です。こんな美少年を見せられたらどんな人なのか気になっちゃいますよね? そうだよね? 気にならないはずないよね。わかってるわかってる。

 そういうわけで、ここからはハルトがどんな人なのかわかる(かもしれない)選りすぐりのエピソードをみなさんに紹介しちゃいます!

 できるだけディープな紹介がしたいので細かいプロフィールはすっ飛ばします。基本情報を知りたい方はこちらをどうぞ。


出てました

 ハルトと言えば、まず紹介すべきはInstagramのストーリーズ投稿。

 いかがでしょうか。このシンプルながらも強いインパクトを残すオヤジギャグ。まるでスターゲイジーパイのような味わい深さです。

 こちらは「眉毛ください」というヤンキーのリーゼントのように尖りまくった要求に対し、大喜利で返信する頭の回転の速さを示しています。「眉毛をください」という要求に直接的に答えるには、「いいですよ」か「だめです」の二択しか返答の余地がありません。しかし彼は「1セットだけ」という通常ならありえない条件を付けてこの要求に答えました。要求したファンの望みに答えつつ、笑いもとるユーモア。

 ほかにも彼のストーリーズ投稿はこちらの笑いを誘うものばかりですが、特に私のお気に入りの1枚を紹介したいと思います。

 「見てましたか?」に対する「出てました」という簡潔な返信。投げられた球を的確に右中間へ飛ばすバッティングです。誰も守るもののいない位置に見事に飛んでいく打球には爽快感があります。さらに添えられた写真の絶妙な表情。並々ならぬセンスを感じさせる1枚です。


給食写真

 彼の食事風景を写した写真はTwitter上で何度かバズりました。

奥がハルト
奥がハルト

 ご覧の通りの大食漢。しかし好物のお肉だけでなく白菜もたくさん摂取しているヘルシーさは評価すべきポイントです。

 さらに注目したいのは「同級生によって撮られた」写真がこのように何枚も出回ったこと。

 みなさん、学校や職場で友人の昼食を写真に収めたことがありますか? 多くの人はあまりないのでは。おでかけしたときならいざ知らず、いつもの教室で、いつもの食堂で友人の食事を撮るという行為はめずらしいことです。そのめずらしい写真が何枚も残っているわけですから、これは特筆に値します。

 つまり、彼の食事はそれだけ同級生に「ウケた」わけです。ちょっと料理が大盛りという程度では人はわざわざ写真に収めません。彼の普段の性格や言動、トレイの強烈なビジュアル、そしておそらくはその場の雰囲気、そういった様々な事象が絡み合ってシャッターが切られたはずです。「この人(の食事)を撮りたい」と思わせる何かがあったのではないでしょうか。ですから、同級生にシャッターを切らせるのも才能だと私は思います。少なくとも、ハルトが同級生から慕われていたのは間違いないようです。

 ちなみにハルトのスマホには給食の写真を集めた「給食アルバム」が存在しているとかいないとか。いつもの食事を写真に収め、さらに手ずからアルバムに振り分けるマメさと几帳面さ。只者ではありません。


ビーズの指輪

 彼は一時期、ビーズでアクセサリーを作ることにはまっていました。作った指輪は自分で身につけたり、友人にプレゼントしたりするなど、実用性も兼ねた趣味だったようです。

 ビーズ手芸は一般的に女子供の趣味と考えられがちです。もちろん趣味に性別や年代は関係ないのですが、現状女性のものというイメージがあるのは否めません。そのビーズ手芸に没頭し、さらにそれを公表する彼はとてもオープンな性格をしていると思いませんか? ステレオタイプにとらわれず、自分の好きなものを好きと言える柔軟な価値観があります。

 これは先日行われたヨントン(ファンとのテレビ電話イベント)での動画。彼はGleeが好きだと言及し、お気に入りのキャラクターについて「that dude who's gay(ゲイのキャラ)」と答えています。この動画はTwitterで3,000RTされ英語圏で大いに話題になりました。

 そのほかにも、ヴォーグダンスを踊ったり、虹色が好きだと公言する姿は多くの人に勇気を与えています※。

 ところで、ビーズアクセサリーですが、こちらの写真をご覧ください。

 これは地下鉄の駅で彼が座りこんでビーズアクセサリーを作っている姿を激写したものです。最初は何を言っているのか私もわけがわかりませんでした。しかし言葉のままの意味です。彼は地下鉄の駅で座りこんでビーズアクセサリーを作っていたんです。オープンすぎてさすがに心配になります。

 それだけでなく彼は通りがかったファンにビーズアクセサリーをプレゼントしたそうです。やることが妖精さんすぎる。


※ヴォーグダンスはゲイコミュニティで発展したダンス。また虹色はレインボーフラッグと呼ばれるLGBTの象徴を連想させるため。


ぼくエコバッグ大好きです

 「ぼくエコバッグ大好きです」これは、ハルトがファンからエコバッグをプレゼントされたとき口にした一言です。

 エコバッグ、それはたしかに人生に必須のアイテムです。しかし人生の主役になり得るでしょうか? エコバッグが与えられる役割はいつもサブ。永遠のピンチヒッターです。

 彼はそんなエコバッグにピンスポットを当て、「大好きです」と言いました。その瞬間エコバッグは主役に躍り出たのです。「エコバッグ大好きです」という一見珍妙な日本語が、エコバッグ界に光をもたらしました。

 それはもちろん、そのエコバッグがファンからプレゼントしてもらったものだからです。

 誰だってプレゼントしたものを「ぼくこれ好きなんです」と言ってもらえたら嬉しいですよね。彼はそういう心配りが自然とできるひ人です。

 ほかにも、扇子をプレゼントしたら「ちょうど扇子壊れたんです」と言うなど、何をプレゼントしても喜んでくれたそうです。さらにはファンからのプレゼントを実際に使用・着用して、その写真をInstagramに投稿してくれました。届いた手紙を読んでいる姿を撮影し、Twitterに投稿してくれたこともあります。

 また、ハワイから来たというファンには「ハワイが日本に少しずつ近づいてきてるって知ってますか?」と豆知識を披露したり、オーストラリアから来たファンにはOGアクセントで会話しようとしたり。とっさに相手に寄り添い、相手の喜びそうな話題を選ぶ姿を見せるのも、彼の社交性と気遣いを物語っています。


Kind of person who wants to be on the stage

 2023年6月2日、高尺スカイドームへの道を激走するハルトの姿がTwitter上にアップされました。

 行先はNCT DREAMのコンサート、THE DREAM SHOW2 : In YOUR DREAM。ハルトはNCTのメンバー、マークのファンであることを公言しています。コンサートに遅れまいと必死で走る背中や、全力でマクプポーズ(マークのファンであることを示すポーズ)を決める姿は、ファンの垣根を超えてシズニ(NCTのファン)の間にも衝撃と笑いを生みました。

マクプポーズを決めるハルト

 さて、以下はその日のInstagramに投稿されたストーリーです。

 ハルトはこの数週間前、それまで所属していた事務所を退所しています。よるべを失って「複雑な気もち」になったという彼が、それでも「舞台に立ちたい」と言ってくれたことはファンにとってはこれ以上ない喜びでした。

 舞台に立ちたい、それは彼の原点で原動力なのだと思います。

 ハルトはデビューショーケースのとき、自らを表すキーワードとして「情熱」を挙げています。本当に彼に相応しい言葉です。「いつかエムカ(韓国の音楽番組)とかの舞台裏でもっと近くで挨拶します」という言葉からは、絶え間なく燃える彼の情熱が感じられます。


卓上扇風機

 ハルトは暑がりで、まだ春のうちから扇子をよく携帯していました。初夏になるとそれがハンディファンに進化し、肌身離さず回し続ける姿が見られました。またネックファンを首にかけている写真をInstagramに投稿したこともあります。

 そんな多種多様な避暑アイテムを駆使する彼がたどり着いた最終形態がこちら!!

 それはハンディファンやなくて卓上扇風機とちゃうか? と思ったそこのあなた。あなたの目は間違っていません。自信を持ってください。

 しかし「卓上扇風機は卓上で使うものだ」という我々の常識を揺さぶる彼の行動はとても大胆なものではないでしょうか。

 考えてみてください。常識の否定がいかに我々の世に大きな貢献をしてきたかを。コペルニクスが長らく信じられてきた天動説を否定し、地動説を打ち立てたことで天文学は大きく進歩しました。あるいはソシュールが「言葉とは物の名前ではない」という考え方をまとめたことで、20世紀の人文学は新しいステップに踏み出すことになりました。もともと観賞用だったトマトを誰かが食べてみたのだって、言ってみれば常識の否定です。

 もちろん常識に反する考えを示すにはとても勇気が必要です。コペルニクスは何年も著作の発表を拒んだといいます。また後年、同じく地動説を支持したガリレオは宗教裁判にかけられ、自説の撤回を余儀なくされています。常識とはかくも打ち破りがたく堅牢な砦です。しかし地動説によって天体の軌道がより正確に説明されたことで、天文学は大きな進歩を遂げます。

 そう、卓上扇風機の携帯はまさにコペルニクス的転回なのです。というわけで、卓上扇風機を携帯するハルトがいかに大胆で勇気ある人かわかっていただけたでしょうか。


ウイグル語のお手紙

 これは、ハルトの友人ウムティがファンミーティングを開いた際、ハルトがウムティに渡した手紙です。

 ウムティはウイグル系の出身で、このお手紙もどうやらウイグル語で書かれているようです。突然のアラビア文字に右往左往しながら翻訳したところ、これは「お誕生日おめでとう」「Love you」と書かれている様子。

 ハルトは以前から多言語話者として界隈では有名で、このウイグル語のお手紙もファンの間で大いにウケました。しかし注目すべきは「新しい言語に手を出した」ことや「珍しい言語を使った」ことではなく、「相手のルーツに寄り添って手紙を書いた」ことだと思います。

 ウイグル族はトゥルク系の民族でその多くが中国国内で生活しています。彼らは国を持たない民族です。日本人にとっては実感するのが難しいことかもしれませんが、言語というのは自分たちのアイデンティティそのものです。

 各地に散らばっていたユダヤ人たちはパレスチナに自らの国をつくりあげたとき、1800年も前に滅んでいたヘブライ語を復活させ自らの第一言語とすることを選びました。またドイツ人たちに支配されていたチェコ人が民族の復興を目指したとき、真っ先に行ったのはチェコ語の文法や語彙を整え、チェコ語の書物を出版することでした。自らの言語を使用するということは、国を持たない民族にとって自らの存在を支えるとても重要な行為です。

 だから、ウイグル語を話す友人に対してウイグル語で愛を伝えるという行為は、相手に寄り添い、相手のルーツを尊重する気持ちの表れだと私は思います。韓国語でも、中国語でも英語でも意思の疎通ができる相手に対しウイグル語を選んだのは、とても美しいことです。

 ちなみにこの二人はお互いを「(ウムティ)ママ」「My son」と呼び合う関係です。かわいいね。


笑ってさえいれば、

 ほかにも紹介しきれないエピソードがたくさんありますが、このあたりで切り上げたいと思います。ここまで読んでくださった方に、少しでも彼の優しさや親しみやすさ、情熱が伝わっていれば幸いです。

 最後に以下の動画をご覧ください。これは彼がそれまで所属していた事務所を退所した直後の動画です。18歳の彼が人生についてどのように考えているか、その片鱗が感じ取れる内容になっています。

https://x.com/h__arucharger/status/1662762581768163330?s=46&t=H__xwmzRtuLo9M3qzVH-xg

 ここまで読んでくださったみなさんが、ハルトとTOZの沼にどっぷりはまりますように!



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