#CUERaider vol.41 #ジタクナイト メモ

はじめに

CUERaider vol.41、ビジホナイトのスピンオフである「ジタクナイト」。CUERaider運営全員がゲストの2チャンネル制ということで私も出演しました。

(所々様子が怪しいですが、割といい音で録画できていたしおま国ブロックなかったのでYouTubeに上げました。Win11のせいなのかOBSの設定がダメなのか、それとももうグラボとかがダメなのか……正直めちゃくちゃ気に入ってるセットなので気が向いたら録り直して適当に上げます。)

なお本編「ビジホナイト」ですが、次回開催が決まっております。関西でも5本の指に入る好きなパーティーなので楽しみ!さださんに「早くやってくれ!」って圧かけててよかった〜。余裕があれば遠くからもぜひ。

さて、相変わらず変なところで私は考えすぎるので、以下は今回何を考えていたかのメモです。

映像、画作りをどうしようか

最近シャニマスは記録のために配信に載せてますがそんなにDJ配信やらないというのもあって、こういう風にDJ配信するにも過去と同じ構図で同じことをやりたくないという気持ちがありました。前回もその痕跡が見られるのでよければ。ただちょっと期間が短くてこの記事にあった縦動画のレイアウトを考えられなかったので、どうしようかなと考えていました。

結果から先に述べると……。

・色彩を青めにいじる
・並行して進んでいる2chの映像を出す
・正面からの画角でぬいぐるみが置いてある
・2chへの動線を作る

というような感じでした。

発想に至るまで〜ボツ案たち

あのときのビジホナイトの文脈でほりぞさんにお願いしてリアルタイムでDJしてるところにリアルタイムで映像つけてもらうとかも考えたけど、そもそもできるかもわからないしお願いできてもほりぞさんに負担かかるよな〜とボツ。

じゃあ鴨川デルタでやればいいじゃん、ジタクナイトって言って家でやってないの良くない?と思ったんですが、運営もあるし他のメンバーのDJも見たいしうちにあるものだと不足で揃えるものも多くそちらもボツ。天気にも左右されるしね。

そうなると家でできてただDJやってる姿を映す以外の方法ないかなとなったんですが、最初に思いついたのが「音楽を流しながら全然関係ないことをする」ですね。具体的には「DJしながらコーヒー飲んだり漫画読んだり」だったんですが、散らかる予感がするしあんまり画作りとしては面白くないかなって。

(イメージはこの皿を洗うやつの感じでした、ZORNがやるから絵になるだけ)

それだったらもういっそDJ MIXを録ってしまって流しながら何かをやるのがいいなと考えたのがその次。でも漫画読んでるだけだと内の世界でしかも動かないから見ててもつまらないし、何かないかと見回して見つけたのがSwitch。

ただ、こんなことを考えながら調べてて知ったんですが、当時全然Twitterを見てなくて開催されていたことすら知らなかったジタクナイトでITSUKIくんが先に同じようなことをやってたという……。

他にもDJ配信中にゲームやり始めたらしい人をTLで見かけたりして、同じことを単純にやるのは二番煎じになっちゃうなと思いやめました。自分の発想力が凡庸なのを痛感する……。キャプチャーボードがあれば配信画面にゲームの様子も綺麗に載せられてあたかもゲーム実況みたいにDJ mixを配信できたと思うんですが、それだけのために買うのもなあと。ゲーム配信する予定ないけどキャプボってあってもいいのかもしれないです。

画面の色彩の青を強める・2chの映像を出す・ぬいぐるみを置く

こうなるともうリアタイでDJしてる映像にするしかないなと思い、とりあえずプレイ内容に合う色彩にしようというので今回もカメラの映像は青くしました。彩度を下げて乗算と加算でそれぞれ違う青を載せています。暗めだけど透明感も少し残るような色にしたつもり……。

それに加えて私自身は動きの少ない映像でDJをすることになるので、代わりに動いてくれる(かもしれない)映像ソースとして2chの映像を置きました。なまことITSUKIくんが裏だったわけですが、2chはどうなるかわからないので、あえて明るめの水色の枠と文字でまあまあ大きいサイズで映像をいじらず置いておきました。小さすぎると昭和のアイドルバラエティ感出そうだなと思ったんですが、あれのワイプもまあまあデカかったんですね……確か横が640になるようにしてあったので、画面の1/9を占めていました。

方法は単純なウィンドウキャプチャです。PCスペックというかGPUの調子が悪いので若干不安だったけど、Macはもう瀕死だしNDIで安定して飛ばせるRedmibookをDJで使ってるのでこうするしかなかった……。なまこが動かなさすぎて本当にそわそわした……。

あとぬいぐるみは顔面を可能な限り映さないようにするために置いていました。ぬいたちは後述のDJの内容にも一応関係していて、シャニマス(とその中の人)関連のぬいを置いているという感じです。まあ家にあるのがこの3体というだけなんですが。熊の方はノクチルの市川雛菜が愛するマスコットの「ユアクマちゃん」で、雪だるまの方は芹沢あさひ役の田中有紀さんが昔番組内で置いていたシナダの雪ダルマちゃんですね。ユアクマちゃんぬい、もっと出てほしい。

(参考資料たち。色彩いじってるので色がわからないと思いますが、雪ダルマちゃんは一応この番組の二色です。)

2chへの動線を作る

で、2chを動きを作る道具として単純に置くだけだと超無責任じゃないですか。こっちがお気持ち音楽しかやらないので、なんか面白そうなことが起きてたら簡単に移動できるようにしておきたい。2窓を強いてもいいけど、Aチャンネルだけ見ててリンクがわからなくなってるとアレなのでチャットボットに解決してもらいました。

その案内を置けばワイプと化してる2chの上の空白を埋められるし、その上にロゴを置けばそういうものを置いてる区画として確定します。残り1280*1080の画面で私のチャンネル要素を作ってしまえば立派な画面構成の出来上がり。左端の640にコメントとアラートを置いてメインは真ん中の640で映ってる状態にすれば、冒頭みたいな映像の構成になるわけですね。結局使われることはなかったけど、これはいい設定だと思うので今後も使っていこうかな。

以上が絵作りというか、映像化するにあたって考えていたことでした。やる/やらないに関わらず私はこんな感じでいつも考えてますよ〜っていう思考のフローの一例。VJの真似事ができるとこういうとき選択肢増えるなって今回思ったし、Mac買い換えたらVDMX買ってみようかな……。

音源に関して

そして肝心のDJ MIX。CUERaiderの運営の特性上10分のアイドリングタイムがあるので定時まではエレクトロニカ、定時くらいから最近できてなかった深めの音像をなまこの裏でやり、ITSUKIくんになるちょっと前くらいに90に落として、最後はCUE!関連でカレイドスコープ→Tomorrow's Diary→ミライキャンバス(レイド準備時間用の余白)に持っていきました。夏といえばCUE! Season 1.2「カレイドスコープ」。

目指したいプレイスタイルのこと

実は鴨川で踊ってるやつだったり、直近だとROCK回だったり、第三世界線も実は微妙に普段からDJとして「やりたいな〜」って思ってることからは外れています。第三世界線はだいぶ近いけど、行き過ぎっていうか……。そういうのも楽しいからやるにはやりますが、たぶん今回みたいに常時やりたいことを最後に真っ直ぐやったのは2020年10月の鮮やかなダンスだと思います……。そのときも今回みたいにFuture Garage→Breakbeatsみたいな流れでした。

(そのときの鮮ダン、実はまだちゃんとアーカイブされてます。ここは本当にインターネットが上手だな……)

定期的に言っているんですが、私にはDJとして影響を受けたmixが3つあります。それがflapper3のNaohiro Yakoさんがマトリに出た時のプレイ、DJ声優パラダイスさんのSeiyu Post Rock/Ambient Electronica mix、moppさんの癒音再現の3つです。矢向さんのはマトリでのプレイなので主催の分解系を意識しながらも展開がはっきりとしていて大きいですが、後ろ2つは割とじっくり聴かせるタイプのmixなんですよね。

やっぱりダンスミュージック、楽しくやろうという場であるクラブだから、こういうのが好きでもなかなかやれないよな〜と今でも思っているんですけど、この3つのmix聴くと「やりようはいくらでもあるよな」って思わされるというか。若干呪いの類でもあるなと思うこともあります。

そうして自分の好きとクラブという場の間を取るような形で私はFuture GarageやPost Dubstepの類と出会ってハマっていった(出会いはNOUS FMのsprout's dub '94のラジオでBatsuくんが紹介してた回)し、やらせてもらえるタイミングが来るたびに「私は!これが!好き!」ってやってる気がします。Breakbeatsは実はアニソンブートを掘っているうちに好きになって、この辺もHip Hopの文脈ではダンスミュージックだよなとちょくちょくやっています。

Mixの内容を練るにあたって

内容的にはクラブじゃない、家で配信かつコンセプトほぼなしなのでやりたい放題やってやろうと思いました。配信は前後の流れが関係なくなるのもあるし、ビジホナイトはやってる側もお客さんも音楽に対する造詣が深い人ばかりで、言えば懐がめちゃくちゃ深いので上のプレイスタイルのことも意識しながら選曲をしました。

軸を「やりたいことをやりたい放題する」と決めた以上、中身として何をやろうかと考えて出てきたのが「シャニマスとCUE!をよろしくお願いします」という話。シャニマスは別に言わなくてもいい気がするけど、CUE!はアニメも終わっちゃってアプリも復活してないし、いつ消し飛んでもおかしくないコンテンツなので……。

特に「カレイドスコープ」は私がCUE!に深入りするきっかけのひとつで、あまりにも曲と話が良すぎてCDを買ったという過去があり、ちょっとでもそれを感じてほしかったので最後の方は畳み掛けるような形になりました。なんでB面なんだ、メインストーリーになってるんだからソロバージョンを出してくれ。ちなみに1番最初のきっかけは土屋李央さんと遠見鳴、その次が「Good meal, Good life」です。

加えて季節感も意識しました。「カレイドスコープ」はもちろんそうですし、他だと例えば「Black Reverie」のマッシュアップは実は本当はまみみと霧子のデュエットバージョンで作ってて、昨年のLayeredに向けて霧子と咲耶のコミュを引っ張ってきてその二人のバージョンを作ったんですよね。それが夏の夕方、夢か現かみたいな話(もっと哲学的なんですが)なので今回はこっちをかけました。後述の「ミライキャンバス」ネタのブートも季節感が理由で作り直したりしました。

たまに全く違う曲をかけるので絶対というわけじゃないんですが、やっぱり季節感は意識したいなって常々思っています。あと今回はガン無視してますが、出演する時間帯も考えたいんですよね。DJ前に選曲をしていると、歌詞をまともに見ずに聴いている曲とかでも「季節どれだっけ」とか「朝方の曲だったかな」って調べたりします。これ意外と効果的だと思っていて、不思議と一貫性が出るんですよね。フロアに受けるアンセム〜!みたいな選び方もいいけど、私には到底できませんね……。こういう方法もありますという感じです。

あとセトリを見てもらえばわかるんですが、基本展開を20分前後で変えるようにしています。これは配信特化のプレイスタイルだと思います。あんまりダラダラ同じことやってると普通に退屈になっちゃうので、はっきりと展開をつけることが必要だなというのを感じています。クラブだとドアを払ったりするので帰ることが1つの選択としてまあまあ重いというのもあり、シームレスでじっくり展開させるのもできるんですが、配信はブラウザ閉じたらそこで終わりなので……。

ブートレグを作り直した その1: シャニマス

そういうわけなので昔作ったシャニマスやCUE!のブートレグをメインに掘り出し、作り直そうと思ったやつは作り直したり、マスタリングやり直したり、完成させてなかったやつを完成させたりしました。「【水色感情】杜野凛世」のやつはサンプルを諸々差し替えたりマスタリングやり直し。浅倉透のコミュと「Dye the sky.」ネタのやつなんて(NOT) Stand.のタイミングでWIPかけてるから2年以上放置されてたんだな……。ブライダルに浅倉来たよ、天井したよと2年前の自分に教えてあげたい。

(参考資料たち。凛世のG.R.A.D.は本当にめちゃくちゃ良いのでぜひ見てほしい。浅倉はやっぱりW.I.N.G.が一番グッと来るな〜と思っています。)

ブートレグを作り直した その2: CUE!

「ミライキャンバス」ネタのやつも元は「【届け君へ】六石陽菜」のボイスが載ってて、それは春先3月のストーリー(六石のバースデーカード)なので、季節に合わせて夏にしようと思い、夏にやったライブの朗読パートから引っ張ってきました。BGMも載ってるけど仕方がない。

(参考資料。朗読パートは「カレイドスコープ」でもメインにいる日名倉莉子役の鶴野有紗さん執筆。めちゃくちゃいいライブだし鶴野有紗さんの本気度がシナリオから見られるので、円盤が手元にあるので見たい人は貸します。)

それに加えて「カレイドスコープ」のブート作るときに入れようかなと思って録音してあったアプリ(現在停止中)のストーリーから、私が好きなシーンを抜粋してカレイドスコープのブートリミックスにつなぐためのインタールードを作りました。実はLayeredでオタクエレクトロニカみたいなのかけたいなと作ってたんですが、かけない気がすると思ってこっちでかけました。808の音がめちゃデカいのはそのせい。「LINE LOOP」のブートもLayeredのために作ったけど今の気分だとかけない気がするしここでかけても良かったかな。

(参考資料たち。本当に天童悠希って人間は最高……。)

おわりに

とまあ、「ビジホナイト」はめちゃくちゃ好きなイベントなのでちゃんと「ふざけ」たいなと思って結構考えました。今後配信することがあってもしばらくは普通にやるかもしれません。今のスキルではこれ以上やれることない。

音楽的には前回DJしたロック回もそうだったし、最近はLayeredのことを考えててあまり触ってなかった一番好きな「低音と空間」とBPM90帯のラインを好き勝手にやれたので、作っててめっちゃ楽しかったです。後ろtoryさんだし困らせるくらいで丁度いいかなとも思ったから本当にやりたい放題でした。見ていただいた方、ありがとうございました。今回見て気になったな〜って人はLayeredにぜひ来てください。出演はこれしか予定ないし、今回配信ないので来てね。

※ ここまで読んでくれた人へ

せっかく作り直したりしたので、かけてないやつも含めて諸々置いておきます。かんちゅさんにCubase AIのライセンスもらってDTM始めた頃の、何もわからず作ってたせいで赤を叩いてたやつをLimiterで潰してるマッシュアップとかもあってちょっとエモかった……。どれもクラブだとかけるタイミングが難しいと思うので好きに使ってください。

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