引きこもり支援の形
いや、まあ支援の形って色々あって然るべきだと思うんですよ。
悩みや心配事を聞いてくれるものだったり、ただの仲介だけだったり。
中には強引なやり口もありますけど。
親に連れられて、気付けば就労してたってのもありだし。
流されてたら、いつの間にか自立してた方も、いるにはいるでしょう。
別に、ひとつの正解の形があるわけではないので。
要は、自分にとって何が「問題」なのかが分かっていれば、それに合わせて対応や支援を選択すればいいだけのこと。
それこそ、何に焦点を当てた支援団体なのか、その方針は組織によって異なるでしょう。
何なら親のための支援団体だってあるのだから。
しかしまあ、本人の意思を無視したやり方は私は気に入らないけど。
本人の心配事、悩み、引きこもった理由などに合わせて選べればいいということ。
(場合によっては、そこに選択肢として「病院」が出てくる人もいるでしょう)
そういう意味で、私は一体、何を「問題」としていたのだろうか。
・・・実は、分からないんですよねぇ。
一体、当時の自分の何が問題だったのかが。
問題が何かは分からなかったけど、何か問題があること、何かがおかしいことだけは自覚してた。
どうなんですかね、経験者のお方。
自分がなぜ、自分のどこに問題があったのか、あるいは現在進行で問題があるのか、お分かりになりますか?
今では、私も自分の何に問題があったのかが多少は分かってるつもりだけど、逆に当時の自分は「自分の何が問題なのか」を把握できてなかったことに今更ながら驚愕。
ただ、自分が引きこもってた当時、「引きこもり」に関する情報なんて目に入れたくなかったので、そういう言葉すら検索なんてできませんでしたけどね。
だから、当時の自分は自分からは決して支援に手を伸ばそうなんて発想すらなかったし、知っててもコンタクトなんて取りたくなかったでしょう。
こんな個人的な発信なんて、あることすら知らなかったんだから。
ま、相当な重症だったのは間違いない。
せいぜい自分に手が届きそうな、手が伸ばせるところを這って行っただけな気がする。
だから順番なんて、その人の重症度具合によって決めればいいかと。
流されたり、親の言いなりでも別にいいけど、その人の段階くらいは合っててほしい。
だからこそ嫌がる人間を無理やり引き出すような、本人の意思を無視するやり方に、怒りを覚えます。
非人道的であること以外にも、ちょっと問題が多いですよ。
そういうのは親などの第三者が勝手にやるのでしょうが、数ある支援の中から、何故にそういうものを敢えて選んでしまうのか。
私にはよく分かりませんが。
偶然なのか巧妙なのか、はたまた、あらゆる支援を頼って駄目で甘い言葉に誘惑されたのか。。
家から出るも出ないのも、生きるも死ぬも、本人にだけ権利があるはずなんだけどなぁ。